† 会議の極意は 睡魔と沈黙に耐えること †

この頃、身分不相応にも お偉いさんを交えての会議に出たりする。

ところが、この会議ってやつが、私は苦手でさ。 何ていうか、話がすぐ行き詰って、そして 沈黙が鬱々と漂うじゃん。

すると、そのとき、私は催眠術に掛けられたように 睡魔に引き込まれるんだ。

隣に肘で起こされたりしてる私。 ふと、気付くとさ、向かいにいる偉いサンの一人が、私を睨んでいる。 「なんだコイツは」ってな目で 私をずっとマークしてるんだ。 ひえぇ～！って ビビったわ。

でもさ！
途切れ途切れの会話と、方向の見えない 漠々とした沈黙の、波状攻撃！
眠気も しょうがないじゃんか、もう。 自分の腿を叩いて 眠気を凌いでいたよ。こんなの高校時代を以来かも。

で、次に会議を頑張ろうとしたさ。 ていうか、そうでもしないと脳がスリープモードに自動切換えされてしまうし。するとさ、まぁ、頭も口も動くし、意見とかも 言ってしまうじゃんか。

そのときは それはそれで 良いんだけど、後になって振り返ると、「余計な事したなぁ～」って思う。 なるほど、「会議は シャシャリ出ずに、 そつ無く こなすことがコツだ」ということが今更 判ってきた気がしてきた。