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鴉色の戦闘服をまといて

古典的占星術を勉強中の日常のたわごと★
MY NOTE
ミュラヴィの占星術専門ブログ(Astrology) →『星の女神に惹かれた鴉』
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† 臥せっているときは占星術書の勉強がいいかもね †

テレビも面白いことも無いし、2ちゃんも一通り見ちゃったので、 渋々 海外占星術書を読むことにした。

私は よく 海外の占星術書を引き合いに出すけど、 別に英語は得意じゃないし、むしろ苦手なんだよ~。

でも、洋書でないと 勉強にならんのよ、ほんとに。 技術の質量もそうだけど、内容の信用性がまるで違う。

病気で寝込んでいるときとか、こういうやることが無い時ってのは、 嫌なことをやるのには良い時なんだよね。

というわけで、苦手な英語の本を摘まみ読み。



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† Mutual Reception is not an exchange of place †

新年ということで、おめでたいホラリーの技法について。

Mutual Receptionというのは、ホラリーのみならず モダンのネイタルでも使われているようです。 これは一般的には「二つの惑星が、お互いに相手の支配宮に入っている場合」を指すことが多いようです。

ネイタルでも知られているというのは、 私が考えるに、ルル・ラヴァ先生の『占星学の見方』(東京 東栄堂 刊)に紹介されていることが大きな影響を与えているのでしょう。 (のちに 改訂して『占星学』として発刊したようですが)

ルル・ラヴァ先生は、以下のように説明しています。

ミュチュアル・リセプション(置換)←原文まま

・・(前略)・・この場合の二つの惑星は、常に物事への共鳴と見解の一致があるから、相互でお互いの失敗をかばい合い、困難な状態から逃がれて、常態を取りもどすという効果がある

・・(中略)・・相互の惑星のいる両方の室の意味を交換して、出生図の判断に役立たせることができる・・(後略)

題から わざわざ「置換」と述べているように、「惑星を入れ替えて読むことが出来る」という効果を強調しています。

大先生がこう述べていることから、ネイタルの方の述べている説明を読むと、大方は このルル=ラヴァ先生の説を踏襲しています。

ちなみに、石川源光氏は「ミュウチャル・リセプション」について、ネイタルへの転用については、否定的です。

では、ホラリーでは どうなんでしょうか。

ホラリーにおいて、Mutual Receptionで、惑星を入れ替えるというのは 私は見たことは無いです。

Barbara Dunn 女史の RECEPTIONの該当部分における説明を掲げてみますが、長いので ごく一部を抜粋してみます。

Exchange Places

(前略)Earlier authorities did not mention an exchange of places, nor did Lilly, Ramsey, Saunders, Gudbury, Coley, Partridge.

Al Biruni called it " an exchange of compliments " not an exchange of place!

(Instruction of Elements p.312,第502項に記述がある)

Barbara Dunn 女史は、「Mutual Reception は、場所を入れ替えるのではない、賛辞を取り交わすんだ!」(訳が拙くてスマン)と強い口調で述べています。 ここまで限定的なことに強い口調で念押ししているのは、おそらく欧米でも M.R. を「惑星を相互置換して読む」というのが (女史からすれば)よくある「誤り」なのでしょう。

しかし、この Mutual Reception は、時代による変遷というか、人によっても若干 違うんですが。

先述のAl Biruni では、Mutual Reception を「リセプションが相互に起きる」程度に?さらっと述べているだけですが、 女史によると Abraham Ibn Ezra は 結構 定義が緩い(ディグニティは全部有効、アスペクトは要らないなど)。

William Lilly は、C.A. Book I の Reception の説明において(というか Mutual Receotion しか説明してないけど)

Reception is when two Planets that are significators in any Question or matter, are in each other's dignity;

アスペクトは必要無いというのは、その後の記述にあります。

もう転載するのが面倒なので、概要を書けば、「アスペクトが無くたって、スクエアとかオポジションで絶望的であっても、このミューチュアル・リセプションがあれば 好転するよ」と いうことです。

彼のC.A.では (Single)Reception の説明が抜け落ちておりますが、おそらく 後項の スコア表の 初心者に対する説明を意識しすぎたのでしょう。 今はとりあえず このM.R.の説明だけはしておかなくちゃ・・・と。

その後で、Reception が ちょくちょく出てきますが、 Lilly は、もしかしたら 「 reception は 一般的に定義できるようなものではない」と思っていたのかもしれないね。

ディスポジターが、自分の支配領域の惑星に対して 吉座相を採るようなら、文字通り「歓待」と言えるわけですし、 状況次第では 効果や結果が変化するでしょうし。 トランスレーションとかコレクションとかいう形式上の「成立条件」とは 別にするものと思っていたのかもしれませんね。


追記

ホラリーで「交換」の記述事例がありましたので、追記しておきます。

訪星珠 『ホラリー・アストロロジー/宿縁と占星学』において・・・

交換移動(Mutual Reception)

A星がB星の本宅サインに、B星がA星の本宅サインに居る時、A星とB星は 合 と同様に見ることが出来る。

ただ、注意したいことは、題でこそ 「交換移動」と述べていますが、説明においては「交換して読むことが出来る」というような説明はありません。

というわけで、Mutual Reception における ぷち忘備録 でした。


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† 百の後講釈より 一つの的中 †

占星術は 星を読み解く法則を使った占いである・・と以前、書きました。

だから、色々な事例を並べてみて、解析してみて、その中から 星を読み解く法則を見出すというのは、 占星術の世界では 普通に有り得るものです。

ただ、散発的な有名人の後講釈というのは、みんなが思っているほど、意義があるようなものではないと感じます。

本音で ぶっちゃけちゃえば、「有名人の星図で こうなっているから ああいう事件やらスキャンダルにあっているんだな」・・みたいなのは、 多くの場合 検証にそこまでの価値があるようなものは感じない場合が多い。 そのうえ そもそも 誰かがトラブルに遭ったと聞いて、速攻に食いついて それを餌にして あれこれいうのは、 品性という意味合いでも 支障が出かねないように思うのです。

本当に意味のある検証を出来ているのなら、試しに未来を予測してみればいい。まだ起きていない事例や 知られていない事例を予測してみればいい。

なぜなら、百の後講釈より、一つの未来予測の方が、精神的にも手腕としても、相当に能力を要するからです。

何も判らない未来を予測するのには、星図を読む技法を 自分の引き出しのあちらこちらから 引っ張り出して、 その読み方が合っているか 間違っているか、星図を読み進めながらも、その検証さえも自分で進めなければならないからです。

到達地点がどこにあるのか判っているのなら、大抵の場合、樹海の中でも 道に迷わずに その場所に行くことは そんなに難しくはないのです。

でも、誰がどこに埋めたか判らない 樹海の中の宝物の場所を探すとなると、一気に難しくなるでしょう。 宝の地図をどう読めばいいのか、まず基本的に この世界の地図の種類には どのようなものがあるのか、この地図は どういう縮尺で どういう表現をしている地図なのか、その特徴や、 歴史的な背景や 地形の変遷などを知っておくことが必要でしょう。 そして 読み解いたはずの宝の地図を何度も確かめ、疑心暗鬼になりながら、方向や距離をつぶさに把握して、宝の地図をと逐一 照合したりしなくてはなりません。 そうして誰も見つけていない宝物の位置を、ここだ!と言い当てなければならないわけです。

未知の発見や 発明というのは、後から追っかけることより、数倍も数十倍も難しいことです。 今からすれば、エジソン電球の発明や、ニュートンの万有引力の発見など 高校生でも学ぶレベルで、内容的に大したことのないですが、 それでも偉大とされているのは、そこに至る時代的状況における歴史的な意義を認めているからです。

でも、そもそも占いというのは、そういう未知の世界を探し出す作業です。 世間では、当てるということの難しさというものを、占う人も占ってもらう人も、軽視しすぎていると思います。

百聞は一見に如かず といいますが、百の後講釈よりも 一つの先見力です。 講釈には資料として部分的に意義があるし、読み物としてのネタとしても価値があるでしょう。 ただ、それが未来予測の力になっていないなら、占星術的には何ら意味がありません。


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† Astrology という語句に・・・ †

過去にも同様のことを書いていますが、最近 感じることがあって、改めて 自分の考え方を記してみます。


世界に一つだけの花、みんな それぞれの花を咲かせれば良い・・・という言葉は、誰も敵を作りません。 誰もが自由、皆が平等、美辞麗句 完全鉄壁の表現です。

占い関係でも よく聞く言葉です。争いや諍い、批判は良くない、、、と。 そりゃ、感情的な諍いとか、悪口雑言は良くはありませんよ、それは占いに限らず 何でも、当然、そりゃね。

でも、その平和個人自由主義も関係してか、現代占星術家からも見聞きするのが、こういうフレーズです。 「アスペクトに吉凶なんてない」、「ディグニティなんて中世の身分の名残」なんだかんだ・・・と。

念のため記しておきますが、古典では アスペクトだけで吉凶を見るわけではありません。

人格否定とか 風評による営業妨害などは、常識としての問題であり、したがって占いどうこうという問題ではありません。だからといって、占星学の場合、技術論争から逃避している方に疑問を感じます。



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† 相性なんて気にするな †

占いが趣味と知られると、よく聞かれる質問です。 「彼との相性 占って!」

確かに、占いの見せ場でもあるんですけどね。

私は今は 占星術を趣味にしていること、秘密にしているので、最近は言われませんが。。。

占星術でも確かにあります。相性を見る方法って。

例えば、太陽と月の星座、金星や火星の星座、彼と自分の位置関係や星座の相性で見るんです。

もっと専門的になると、中間点を用いたり、二人のホロスコープを重ねて 位置関係をみたり。

でもね、私は思います。

相性なんて 今から 気にしてどうすんだ?と。

相性が良い人間が恋人関係になるっていうなら、世の中 なんで別れ話が生まれるのだ?

相性の良い二人が結婚するっていうなら、世の中 なんでここまで離婚が多いのだ?

相性の良し悪しと、付き合う 付き合わない、恋人関係になれるかどうかは、別の話じゃないのか。

相性を気にするくらいなら、相手に気に入られる研究と努力をする方が、イイぞ!・・・と私は思う。

そして、相手を理解する意識、相手との付き合い方を探る努力、それが大事だと思う!

専門的な観点で言うなら、恋人になれるかどうか 直接占わない占星術師にとっては、恋愛運と相性で代わりとするんでしょうね。 だから、いつのまにか 恋愛運と相性で、結ばれるかどうかを占うことが普通と思われちゃっちゃっているのかもしれません。

占星術には「恋人になれるかどうか」「相手と結婚するかどうか」を直接的に占う技法が、ちょんとあることはあるのです。

けれども結果を知ってしまったら、恋愛は ツマラナイですよね。知りたいけど知りたくない。。難しいところです。


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(ミゥ・ラ・ヴィ)
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★ Gothpunk が好き★
艶黒色のカラスのような格好大好き。

★出生占星術(natal)よりも時事占星術(horary)に萌えてます!
だけど、あくまで趣味で独学でやっているだけですから、あくまでお遊びですよん。
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