† その金額を超えて来い †

ときどきヤフオクを見ていて、 「これは こんな金額で 許されるもんなのかなぁ？」と、 思う品物があったりする。

私は、「少なくとも、このぐらいが妥当な線だよな」と入札したりする。

この場合は「どうにか落札するぞ」というつもりじゃなくて、 「このぐらいだったら 私が頂きますよ！」という主張ね。 「これは このぐらいは出すつもりじゃないと、ゲットできねぇぜ！」って感じ。

どこかのずぶ濡れの裸の男女が焚き火を挟んで、 「その火を 跳び超えて 来い！」とか女性が挑発した 名場面が どこかにあったような気もするけど。

私の場合は「その金額を超えて来い！」っていう入札だね。 この場合は もちろん 追加入札とかはしないよ。 覆されれば、それはそれで終わり。

当たり前だけど 、これは だいたい 覆されて 他が入札者となる。 私も自分の相場感覚から逆算して 低めに付けているから、元から そうなる計算。

でも、入札者が他に居ないという場合は ともかくとして、 他に入札者がいたりする場合で 呆気無くで終わるときが ビックリするよ。

他の入札者が本気で挑んでこないときがあって、 「え？この金額で落札なの」 という場合。

どれだけ 金銭感覚がシビアなんだろう？とか思う。

逆のケースだと、「あと100円上積みすれば そっちの落札」となる場合も起きたりするね。 この場合は、落札した私も ちょっとばかし ガッカリ状態が混ざっちゃう。もう100円ぐらい 頑張れよ！って。

ま、欲しい品物ではあったわけだから、落札した以上は きちんと お取引しますよ、いうまでも無く…ね。

でも、何でそんな強気なの？というのもいるよねぇ。 売る気があるのか何なのか、たかだか中古品処分に どれだけ欲を掻くんだろう？というタイプ。

そこまで行かなくても、よくあるのが「変に相場過ぎる値段」で出す人。そりゃ 出来るだけ高い値段で売れたほうが嬉しいだろうけど、 結局 売れずに回転状態が続くと ますます売れなくなるパターン。

人間ってのは、欲しいと思ったときに、手に入れられるかどうか判らない！って時が 一番必死になる（入札する）。悪徳商法なんか、このあたりの心理を巧く使うよね。

逆に延々と棚晒しになっているモノには、欲しい気が失せるんだよね。だ～れも入札しないから いますぐ欲しいという気も失せるし、価値が無いような感覚も起きる。値段を下げようものなら、さらにイメージ悪い。もし 下げるなら 一気に一発勝負するしかないんだけど、欲が突っ張っちゃって それが出来るひとは まず居ないね。

マニアモノ系？だと 無茶苦茶なプレミアで 場を張っている輩がいるね。

私も昔の音楽（マイナーなやつ）を探してみたりすると、価格の十倍～数十倍で出品し居ているのを目にする。 これは amazonなどで在庫が無いことを確認しての、熱望必死の人間から絡め取るのを目的の超強気のトラップなんだろうね。

タチが悪い？のは、それを参考にして 値段を付ける人。 本人 曰く 「処分」のはずなのに、強気の値段。

意図的な蟻地獄的なトラップは ともかくとして、 処分したい人が それに倣ってしまっては、 ニッチもサッチもいかないと思うのだが。 あまりにがめつ過ぎて、だ～れも買わないけどね。 そもそもが マイナーすぎるから 。

もちろん私は、そんなの絶対に買わないけどね。 いつか まともに買える時が来るし。 音楽系は 復刻や再版など 色々あるしさ。