† 『カーリング 今後の戦いぶり』 †

『カーリング チーム； これからの戦いぶり』を星図で見る

どういうわけか、いきなり、「カーリング女子の今後の戦いぶり」というテーマが出現した。 テレビでやっているときでもない、何でも無いときに このテーマが出た。

確かに 英国戦は 名試合で すっごく楽しめたけどさ、カーリングを占うつもりは無かった。 スポーツは 先が見えないから面白いのに・・・と思うのだけど。 とにかく降りてきた以上、これも与えられた課題と受け取って、読んでみることにした。

今回は 未来を予言することよりも、占い師っぽいアドバイスのようにしてみた。

星図からの結論

星図がまず訴えているのは、チームの結束力の重要性。

思った以上に躍進するときには 不安と重圧が、思った以上に敗退するときには 萎縮と憤懣が 起きるもの。 コミュニケーションを取ることで チームのバランスが保たれることを意識しなくてはいけない。

コミュニケーションと言い争いは 違う。言い争いは、戦略の萎縮や暴走というアンバランスを生む。 各人が素直に意見を出し合い、その結果は チーム連帯としての結果を受け止めること。

予選敗退の危機に襲われるかもしれない。苦しい戦いになる。 そこは乗り越えられる試練であること。

そして、星図は もう一つ 大事な事を訴えています。 この大舞台は あなた達に加護を与えます。

競技の楽しさ 魅力を 競技を通して表現しなさい、その頑張りこそが加護をもたらす導水路になるのです。 暖かい雰囲気は、他の国々のチームからも 愛され、そして 勝負の神様にも愛される。 「笑う門には 福来る」が このチームの パワーとラッキーの源泉になることでしょう。

困難が待ち受けているかもしれないが、このオリンピックでは、 結果だけではない 何か大事な物が得られる。

星図解読

時間支配星は火星。ASCの支配性は冥王星で、副支配星は火星。 ASC副支配星で時間支配星でもある火星は MCで応答している。 天空から質問が降りてきたときには、ASCやMCが応答する場合が多い。

ASCは蠍座4度。Princep という星がある。 情熱的で、能力や努力も示す吉星。ただ、冒険が過ぎて トラブルや恐怖を感じるともある。

チーム青森を象徴する 冒険の星 火星は、MCに。 これは 目標に突き進む良い表示ですが、残念ながら 逆行にあって、 目標に至るには 克服すべき課題があるということ。

火星と合のMCは、SouthAlleus という星があって、 これは 負傷やケンカを表示。これにASCがスクエア。

月には Menkarという星があり、この星も 争いや不安や病気を表す。

ASCやMC、月にある恒星たちが、「チームの結束」の大事さを唱えている。 熱心さや勇敢さは良い、あなた達には 求める目標に至る能力もある。ただ、チームの信頼関係・協調性は、まだ ひ弱さが残っている・・と。 それを克服しない限り、目標に突き進む大事なときに、不安感や不信、諍い(いさかい)に襲われるぞ・・・というアドバイス。

火星は逆行しながら、ただ、ギリギリのところで サインを外れずに、順行に復帰。 そして 土星とセクスタイル（だから VOCではない）。

土星は 品位は高いものの（実質的に）12Hの中。そこから、火星との リジェクション。 チーム間のコミュニケーションが不足して、攻めるときと守るとき、慎重さと冒険のバランスを欠き、充分には能力を発揮できない恐れの表示。 耳を傾けるべき意見を封殺してしまう危惧がある。だからこそ、コミュニケーションが取れる空気が大事だということ。

これは予選敗退の危機を指しているのか。これは乗り越えられる試練。

もう一つ、彼女らを表示しているのが月。 月は 牡牛座で 品位が与えられ 元気一杯である。

しかし、その月は、水星とのスクエアを作る。 水星は ８hRであり、また希望の11hRでもあって、それが結果を表す４Hにある。 トリプなどの支持を得てはいるものの、このスクエアという障害の表示は結果に大きく作用しそうだ。

スポーツを表す ５Hには、魚座で、太陽、木星、金星。 魚座は、氷上のスポーツをも表現している。 このケースでは コンバストは深刻な表示ではない。

この吉星が揃っている箇所は、このチャートのもう一つの柱。

太陽は このオリンピックを表示する 獅子座の１０H支配星。 ASC支配星の火星のディスポジター。 それが この５Hにあることは、このカーリングで この大舞台で 思う存分に楽しみなさいというメッセージ。

５H支配星の海王星が ASCとアンティッションでトライン。 そして、５H内で ４ｈRの天王星が、土星とアンティッション。

この５Hの太陽グループが 火星グループと 表示がどうも結びつかない。 強いて言うなら、10H支配星が５Hの中心になっていることか。

12Hと７Hを支配する金星は５Hにあって、７Hに高揚している月を歓迎している。これは敵チームからも愛される存在になるように・・・という意味だろうか。木星は その暖かい雰囲気を意味する。

10H支配星の太陽が木星と５Hで合は、輝かしい結果の望みがあることを表示している。競技の成績を管轄するのが４Hか10Hか 未熟な私にはまだ判断つきかねるけども、戦いの中で 奇跡的な展開や幸運がもたらされる表示。

結果は 理想には届かないかも知れない。けれども、カーリングという競技への愛情と情熱と楽しむ心は大切にしなさい・・と。 このチームは 相手国からも（心情的友好的にも）認められる存在になること、そして カーリングの競技の楽しさを精一杯 見せること。 それが 今回のオリンピックの真の意義になると思う。

結果検証・追記 (Apr.04)

嫌な予想が 当たってしまった。

このときはイギリス戦などの健闘したあとの鑑定であったが、 このあと ミスの連発など チームがガタガタになってしまった。 ロシア戦では相手のミスで何とか勝利したものの、 その後は 全て 敗退している。

ASC支配星 火星が10Hにあって逆行し、12H土星とのリジェクションは、重大な表示で、 （余程の努力や適切な行動を行なわないと）戦力が発揮できない状況を示し、結果が振るわない表示。 （星占いの初心者のために書いておくと、セクスタイルだからといって 吉意とは限らないんだよ）

そして、やはり 4Hの 水星が ８H支配星となって、アングルで月とスクエアも痛い。 8Hカスプは牡牛座だが末端度数であり、11H支配星でもある水星が役割が大きいと私は見ている。

10H支配星で 火星のディスポジターでもある太陽が、5Hで木星と合ではあるので、望みは残っていたはず。 私は そこに一縷の望みを見ていたわけだけど、あそこまでのチーム瓦解は予想できていなかった。

コンバストは内惑星だけに適用されるといわれるけど、私は個人的な意見として、木星など外惑星でもコンバストが影響あると思う。これはホラリーは始めたときから 経験的にそう思っている。

付記（4/30)･･･ 「コンバストが内惑星のみに適用」というのは、この記事を書いた時期に私が読んだ どこかの日本語による記事（ソースを忘れちゃった）。他では そういう記述は見ていない。また リリー先生も 一般的に コンバスト は 外惑星も適用されるとしているが、木星などに関しては 適用範囲に独自の意見をもっているね（参照→C.A.第19章 Conbustion の項）。

さらに太陽がペリグリンなのも問題だったのかもしれない。 本来は 古典的にドミサイルである木星との合によって ペリグリンの暴走に歯止めが掛かり、そこに救いがあると踏んでいたけど、 木星がコンバストで弱体化して、木星の救いよりも 太陽の暴走が勝ってしまった そういう気がする。

結果論的に述べるとすれば、太陽のペリグリンは、コーチの能力の問題を表示していると思う。意志が弱い、他人に流される、などなど。とくに手腕と問われる 選手起用 で おかしなことは起きていなかったか？

ASCと海王星のアンティッションの影響については、よく判らない。 ただ、海王星のアセンディングと相似とするなら、このチームに混乱と不信をもたらしたと言えるかもしれない。