† 「K.Y.の採点背景」 †

いささか微妙な問題なので、メインタイトルは ぼやかした。 いくらアクセス貧弱ブログとはいえ、面倒があるかもしれないので。

今回は 某オリンピックの 某競技の 某選手について。 あちこちで議論や疑問が呈されており、 「点数の背景に 何があるのか？」が発起したので、星図を見ることにした。

こういう事例は 初めてのことなので、どこまで妥当な星読みかは、まったく自信がありませんけども。

星図を見る前に･･･

星図を見て占うというのは、症状や検査結果から病気を探るようなもので、これには冷静な客観性が大事だと思う。

特に今回は、星図を見る前にひとつ、意識して 自己確認しておいたことがある。

もし 競技の結果が 素晴らしいもので文句が無いものならば、（表現・演技）５Hの環境が良いはず。 また （司法・採点）９Hや（評価）１０Hが 良質であるかもしれない。 主体室（おそらくASC）の品位は高く、そして太陽や月、木星や金星などのが強く関わってくるはず。

もし、不正があれば、（陰謀・不正）１２Hや（弱体・従属）６Hが強く関わってくるはず。 不正の性格によっては、（死・相手の金銭）８Hなども。 そして 海王星・土星などの凶星も絡むことだろう。

以上は、占星学的には ごく当たり前の基礎中の基礎なのだけど、 敢えて、意識的に確認をしておいた。

いざ、星図を開く！

月がVoidOfCourseであり、今回のこの星図の有効性が いささか頼りない部分はある。 ただ、Moon Void だからといって すぐさま星図を投げ捨てるのは、（もしプロならば）占星術師としては 一流とは言えない と私は思う。私は勉強のためもあって、特に表示が無い限り、精一杯 読むようにしている。

月がアングルにある。ASCとタイトなスクエアを作っている。スポーツや表現の５H獅子座内である。 月のディスポジターが 時間支配星の太陽である。ICに火星がある。これは 念のためにメモっとく。

確かに 今回は 頼りない星図であるが、だからといって作り直すわけにもいかない（これは禁忌事項である）。

大舞台で重圧を乗り越えた新女王

ASC支配星は 女性や美を表す 金星であり、それが 感性・情感 そして 水や氷を表す魚座にある。

月は、結果の獅子座にあり、栄光の結果を得た状態を示している。 太陽が１１Hで 木星と合でもあり、それを裏付けている。ラストアスペクトは土星とのセクステイル。 Voidなのは、大目標を達成したから まだ先を考えられない状態を表しているんだろうか。

その１０H支配星 土星が６Hとのセクステイルは、大舞台でのプレッシャーと直面し 努力で乗り越えた意味だろう。

星図の重要鍵を表す ASCに 陰のある星が

ASCは牡牛座１３度４８分で、そこに Menkar （１４°１８′）という鯨座の星がある。 これは 前の占星例でも出てきた恒星だが、凶星である。

この星に関して、敢えて Robson の解説をここで引用しておく。
If rising.（ASCに上昇しているとき） Legacies and inheritances attended by much evil.（多くの悪事に伴う 相続や遺産）

これにアスペクトしていたのが ヴォイドの月である。結果を表す支配星でもある。 Menkarが Taurus １４度１８分に位置し、月が １４度２４分。わずか６分差のセパレート。

恒星ではアスペクトを考慮しないのが普通であるが、 パーチルなスクエアであり、またピタリとASCを介していることから、 充分に恒星の有効性のある表示だと思う。

さて、「多くの悪事に伴う 相続の結果」とは何だろうか？ それが 競技採点の背景を 説明する状況とは 一体 どういうことだろう？

優勝する演技内容ではあった

選手の希望を表示する１１Hには、ベネフィック（吉星）が賑わっている。 ５H支配星の太陽があり、木星がある。そこに本人を表す金星もあり品位も高い。 これが 優勝する要因にはなっている。

１１Hは 同時に 相手７＋５室でもあり、両者の演技に共通する場所である。要するに、その演技表現内容の価値は同等に近い。

だけども、天下を分けたポイントは、（本人 K.Y.側）ASC支配星が金星で１１Hで高揚した選手と、（ライバル A.M.側）DES支配星が 火星でICで逆行した選手の 差異である。ここは 「自分の能力を発揮できたかどうか」 「表現力・芸術性」 に関しては 両者に差が生まれていたことを意味する。

すなわち 演技の出来映えに関しては、コチラ K.Y.の方が優位のものであった･･という表示である。

審判員にKYファンが存在した？

さて、審判員は 今回は ９Hが表示するようだ。 ９H支配星は 土星で、６Hにあり、高揚している。 それは 本人象徴星 月をセクステイルしたばかり。 審判員には この選手が 好印象に映った意味。

もっと注目すべきは、土星が金星を強く意識する場所にあることだ（月をも意識している）。 一方では、火星（相手７H支配星）を見ていないどころか、火星への憎悪に近いものを抱く位置でもある。

これは、もう事前から、この選手の優勝を望んでいた審判員や、この選手のファンの審判員が存在したことを示している。 その一方で、ライバル視されていた選手への憎悪嫌悪をも表示されている。

だから、６Hにいる意味が判りやすい。ここは手下を表す領域だからね。 もう KY選手に対して 尻尾を振っている状態、 そして この選手に高得点を入れる決めごとが出来ていた。

今回は、審判員が、心情や思惑を 点数に入れすぎたことが 大きな問題になったのかもしれない。

「悪事の相続遺産」とは？

さて、結局はASCに立ち返る。 このASCが表している「この問題（優勝者の採点背景）は、多くの悪事に伴う 相続である」という星図の誕生メッセージを どう考えるのか。 それが月にパーチルなスクエアである。

ICの火星も 何らかのメッセージであるはず。火星は ライバルの星でもあるけれども、同時に（本来は） 隠遁・陰謀 を表す１２H支配星なのだ。 確かに 星図は、この問題に怪しいものが蠢いて(うごめいて)いたことを暗示しているのだ。

火星の直近(ラスト)アスペクトが月との合（月にとっては 土星とのセクスタイルの直前）、審判９Hから見て、８Hに相当する４H。 月は、審判員の7-８Hの支配星である。１２Hと８Hと月と火星と獅子座か・・。 どうも酒池肉林的な雰囲気が ぷんぷん してくるのだけど・・・。

「相続」というからには、一過性のものではないのだろう。 「これまでの他人の悪事の結果として 一時にまとめて得られた」状態を表現しているのだと思う。

私は、これは 本人以外の手による 長年にわたって行なわれてきた接待や働きかけを意味しているように見える。

追記（28日）

「ボイドタイム」に星図を読んだこともあって、鑑定に過誤が起きている可能性がありますね。

「月がヴォイド」に関して、モダンホラリー主義派の方にとっては、 「水星とのファイナルアスペクトがあるじゃないか」という疑問があるかもしれません。私は「月がアスペクトを持っていない時間」もヴォイドの一種としています。この辺は 説明を省略します。

ICに火星が位置する件については、もうちょっと真摯に星を読むべきかもしれません。素直に読めば、凶意です。これは、この選手の名声には今後 誹謗や中傷が付きまとう表示でしょう。

11H魚座に集まっている吉星のステショナリーですが、 良く見れば 陰謀陰敵の12Hカスプの魚座内です。サインが濁っています。

結果検証・追記（Apr.04）

この冬季オリンピックの採点は、海外でも不審がられている様子。 韓国とカナダ（主催国）と 他一カ国で 提携があったという噂は有る模様。

この後の（3月に開催された） トリノの世界選手権でも 続けて 偏向的な採点が行なわれ、会場からもブーイングが起きたという。 フリーでは、トリプルアクセルも跳び ほぼノーミスの浅田真央よりも、 転倒などミス連発の キムヨナ の方が高得点という事態に、 欧州や中国などからも 批判噴出した。

キムヨナ 本人は、オリンピックで金メダル獲得のあと、 世界選手権では 戦意喪失気味だという情報があった。

今回の鑑定は、ほぼ的中している模様だと思う。