† ファッションの反響音 †

有給を取ったので、横浜に出かけてみた。

地下鉄でウトウトとしていると、背中を「トン！」と叩かれた感覚で目が覚めた。 この不思議な感覚に戸惑った私は 予定を変更して、次の桜木町駅で降りることにしてみた。

桜木町で降りたところで、予定に無かった私はどうしていいか判らない。 急に降りたって、行きたいところは思い当たらないし、どうすりゃいいのよ。。。。 とにかく、馬車道へ歩き出してみた。

馬車道から 関内駅 そして そのまま とうとう 阪東橋まで歩き通してしまった。 結局、別に 不思議なことは なぁ～んも無かった。

買い物して、帰るときに、私も とうとう 来るべき出来事に遭遇した。

ロリータの子は、よく 嘲笑されたり 罵倒されたりするって、言うじゃん。 ま、それは、ロリに限らず、私などのような奇抜な部類のファッションて、攻撃を受ける可能性は覚悟してる。

痛い視線ぐらいは 何でもないし、嘲笑なら　通り過ぎてしまえばいいだけ。だから ちょっとぐらいは平気だという自負は有ったんだ。

だけど、逃げ場が無い場所で 実際 延々と しつこくやられると、さすがに うっとおしい。

高校生カップルが、まぁ、わざわざ聞こえるように 気付かせるように、 皮肉やら 嘲笑やらするんだから、ご丁寧なことですわ。

凝ったファッション（ロリータ系やメイド服など）の場合、相手に潜在的な願望が断片的に存在してたりする。現実で それが実行できるか（実際に着るか）どうかの差だけだ。

こういう潜在意識で羨望が混ざりこんでいると、実際の姿の他人に対して、嫉妬したり 否定に躍起になったりして、心理的に触発させやすいように思うね。

ちなみに同じこの日、地下鉄の車内で、お年を召したご婦人にお褒めいただいたのだから、不思議だよね。若い人間の方が 狭量なんだもん。

ファッションの理解と寛容は、世代の問題というよりは、個人の器量の問題によるところが大きいのでしょうね。