† 「アイスランドの火山活動」 ホラリーで・・？ †

本来は アイスランドの国家チャートとか 四季図（イングレスマップ）や月相図（ルナーマップ）などを用いて、 社会占星学で読むべき議題かもしれません。

でもホラリーの練習として 見てみました。 経験と研究心が何より大事ということで。

昨夜に書き上げていたのだけど、そのときはヴォイドだったので、用心をして 一応 今日に更新することに。

今回の議題は「この火山噴火はいつまで続くのか？」、 そして副次的に「この影響はどうなるか？」です。

あくまで 占星学の初級者の練習なので、ご注意を。

アイスランドの噴火活動は いつまでか？ そして その影響は？

月は 若い度数で ノーアスペクト・・・「君は 占うには まだまだ ヒヨッコでしょ？」と笑われているような一時的ヴォイドです。 ・・・ま、何事も勉強ということで。

ASCが射手座。 時間支配星が微妙なところですが 一応は木星で、ASC支配星と合致。

ん～、でも、上昇室は 質問者の私なのか、火山なのか？ こんなケースは学んだことが無いので、自分で考えるしかないか。

１Hは カレントの私、これは決まり。

そこで考察しなければいけないのが、 海外の火山活動が どのハウスに管轄されているのか・・・ということ。 海外問題ということで ９H という見方も出来ます。 また 大地の活動を占うという意味では、４H という見方も出来ます。 どちらも火のサインであり、迷っていたのですが・・・。

ここで、面白いことが起きています。 なんと、４H支配星と ９H支配星が、ミューチュアル=レセプションを起こしてるのです！ つまり、このホロスコープは「海外の大地の活動について語りましょうか」という 星の神様の ありがたい御言葉のようなチャートです。

いやはや、、、、こんなことがあるんですね。 しかも ASCは 海外を表示する射手座でもあります、なんというチャートでしょうか。 ただ、残念ながら、私には せっかくのご宣託を 聞き取る才覚が足らないんですけど・・・。

私は ４Hから見ていきます。火山活動そのものを知りたいからです。

火星は、South Asellus という星と一緒にあります。 これはVulcan（火と鍛冶の神）に関係した星で、太陽と火星の属性を持ちます。 獅子座のここに火星が来て、火山活動が活発化というのは、 もしかしたら 何か意味深長な位置です。

この星は、「Public disfavour （社会的に嫌がられること）」「misapplied power（誤った方向への力）」というのだから、 マグマが間違って 噴き出てしまって、世界から疎ましく見られる火山活動・・・なるほどね。

英語がよく判らないけども、この恒星は 「蟹座の肛門」らしくて、そこに火星・・・・ これなどは、カニが下痢して ピーピーとお腹を下しているイメージが 火山活動に重なるのですが、どうでしょうか？（笑） こういうこと書くと、サビアン派と間違われそうですね。

４H支配星 火星は 海外の９Hのサインにあって、８Hの中。 水星とのスクエアがあり、それは逆行している。他にイージーなアスペクトが無い。

度数からして４年・・・今後 ４年間・・・４年後、そういう影響が出てくるのでしょうか。 ７Hは 大地活動の結果の室でもあり、火星は 大地活動の死の室にあたるので、 この火山活動は４年間続くのかも。

太陽は もうサインの終末にある。ここからすると、火山活動があまり長期化しないとも読めることもないが、 私としては やっぱり前述の４年かな？と思う。太陽の位置だと、１ヶ月程度で終息するということになる。 その中で活発な活動は ひとまず一ヶ月間ということか。

月は 蟹座０度。オウンサインながら、度数が若すぎる。 ８Hは、、、よく判らないけども、７Hは漠然とした一般の人々を意味していて、 そこから社会経済への影響を月が示していると思う。

月はアスペクトを持てない状態。作るにしても 逆行の水星。でも この水星は 月に 可愛がられる（高揚の歓待）し、火星に傷つけられる前に繋がる。 ドラゴンテイルがあるから、手放しで喜ばしいとまではいかないか。 ここからすると、農業などに経済的打撃は 最悪な状況は回避できるが、悪影響は出ることは否めない ということか。

では、心配されている航空関係、これはどこになるんだろう。 まず、７H＋９H＝３H とみるか、９Hとみるか。 そこで、ICで自己主張している天王星が気にかかる。 まさしく航空機の象徴星だし、３Hには水瓶座がある。 ここから、今回は３Hを航空関係と見なすことにした。 おそらく、３Hが海外の航空機、９Hが日本の航空機になると思う。

天王星は 魚座の終端近くにある。そしてMCの土星のオポジションに向かう。 ３Hサインと９Hサインの末端でのオポジション。 心配なのが、航空機の墜落事故。海や湖への墜落、そして 都市部への墜落の心配。 航空業界は 運行休止措置に悲鳴を上げて、再開を働きかけているといわれますが（記事更新の本日、再開されている？） やはり噴煙粉塵による事故は起きる危険があるのかもしれない。

ただ、だからといって このまま 欧州の広い空域で運行できないままというのも、今の国際情勢・経済体系からして 無理がある。 事故の恐れを覚悟しつつ 運航再開するしかないでしょう。

水星があるサインの６Hは、社会占星学では 農作物の出来映えなどを意味するとされている。 乙女座が豊穣の神で、今回は 同じ 土のサインの 牡牛座。 また、水星は 乙女座の支配星であり、その乙女座は ９Hにある。 そうなると 農業への被害を意味する、、、、？

しかし 今回はホラリーチャートで、またテキストには ６Hが農作物とは書かれていない。 ホラリーで、農作物や耕地は ４Hの管轄。

ただ、６Hはホラリーでは、牧畜をする人とか農業の人を指すとされている。 しかも、今回は ４Hが地球の地殻活動を請け負っており、それの対称点に人間側があるのだから、 農夫や牧夫の６Hが 作物の状況を見るのに適しているともいえるような気がする。

農業や酪農の人にとって痛手を受けるということならば、 のちのち 農作物に被害が出るということになるかも。

とにかく今回のチャートは、土星と天王星が強く出ています。 つまり、航空機の墜落事故について 警鐘を鳴らしているのかもしれませんね。

≪検証報告≫

鑑定で「活動が落ちつく時期」と予想した時期に相当する 5月下旬に、 こんな記事が出たようです。

アイスランドの気象庁によると、欧州の空の便を混乱させていた同国南部の
エイヤフィヤトラヨークトル火山の活動が低下していることが分かった。

23日に噴火口上空で実施した飛行調査では、同火山からの火山灰噴出は
確認されなかったといい、気象庁の予報官は
「火山は休眠状態にあるようだ。過去2日で活動は低下し、現時点で噴出物は
ない。溶岩もない」と話している。
噴火口の温度は摂氏100度を切り、現在は火山灰ではなく蒸気を噴き出して
いることが確認されたという。

地球物理学の専門家も、火山性微動が収まりつつあり、
噴火前のレベルに近付いていると語った。

ただし内部ではまだある程度の震動が続いており、再噴火する可能性もあるが、
いつ再噴火するかは予想不可能だとしている。

エイヤフィヤトラヨークトル火山は4月中旬の噴火で上空に火山灰の厚い雲が
広がり、欧州各地の空港が軒並み閉鎖されるなど大きな影響が出た。

Yahoo!JapanNews 5月25日版