† 英語は必要 日本語も大事 †

ユニクロとか楽天が 社内英語公用語化ということで、 思ったこと。

私は 日本語大好きなので、このブログでも敢えて 復習の意味合いもあって、漢字を使うようにしている。

まず、ちょっと思うこと。

戦後日本の「漢字のゆとり化」

まず日本語の国語力の問題もいわれるけど、 テレビや新聞で 漢字が変に ひらがな にされているのを見ると、 それ自体 どうなんだ？とも思う。

テレビ新聞は いつもは「氾濫→はんらん」「拉致→ら拉」とか。 （昨日辺りの新聞は漢字になってたけどさ）。 変に漢字を平仮名にされると、漢字と平仮名のランダムな混ざり合いになって、 たいへん読みづらい。 そりゃ使わない漢字は忘れてしまうのは当然だろうに。

以前、ある駅では「障がい者用」とか標識があったっけ。 「障害」がイメージの問題なら「障碍」を使えばいいじゃないか。 （「碍」の字がまたどうこうあるのかもしれないけども）

それでいて、テレビの漢字問題は「紫陽花」「驢馬」「霙」が読めるかどうかとかやっている。 ・っていうか、「紫陽花」「驢馬」「霙（みぞれ）」「俄か雨」の現象意味自体を知らない可能性の方が 大事な気もする。 「驢馬」は読めても、実物が「馬」と見分けつかないとか・・。

そもそもネプリーグとかで、アナウンサーの大御所が漢字が書けない読めないときた。 「募金」や「架空」さえ書けない おまえら が、ゆとり教育の批判 とか言えないだろう？とも疑問に思う。

日本語でも英語でもない カタカナ語

ファッション誌は ともかくとして、ビジネス誌のカタカナ語には辟易してしまった。

「ブランド・エクイティ」・・・これ、意味 判ります？ ここ数日、Harvard Buisiness Review を読んでいるのだけど、 こんなカタカナが沢山あって。 日本語でもない英語でもない、もう新日本語誕生の産声って感じ。

例えば、この「エクイティ」について。 おそらく Equity という語なのだろうけど、訳では「エクイティ」と表記。 でも 私が高校のとき 習ったのは「エクウォーティー」。 そして 電子辞書の発音で確かめたら「エカティ（エクァティ）」。

「エクイティ」と「エクウォーティー」と「エカティ（エクァティ）」。 普通の感覚からして これらが　同一の単語だと気付かないでしょう。 「ブランドエクイティ」を英語で話題にするときは「ブレアンデカティ」って脳内変換して喋る(しゃべる)わけでしょう？

もう めちゃめちゃで、こういう発音の先入観を植え付けられると、 英語習うのに、邪魔になるんじゃないかと思う。

明治時代に、「Baseball→野球」「Economy→経済」など、 欧米語の日本語化に努めた人たちを、私は改めて尊敬する。 これらの訳語は 日本語にちゃんと馴染んでいるじゃん。

それなのに、今は、すぐにカタカナにして 日本語に訳したことにしてしまう。 ・・・まぁ、何から何まで 次から次へと漢字の新熟語を繰り出されても 困るけどもね。安易なカタカナ訳は止めて欲しいわ。

ただでさえ、日本語と英語には隔絶があるというのに、 カタカナ日本語 インチキ英語 が罷り通る(まかりとおる)から、 習得には 苦労が増していると思う。

トップがこれで大丈夫なのか？

ところで、LackPenの ミッキーダニー （仮名）さん。 社内の英語公用化するにしても、「This Sunday is Upper house election. 」というような英語で、社内の幹部会議する気なのかな～？