† 煤けた組織という怪物の尻尾は何処だ †

変則特例的な就職をした私は、何気に困惑している。

なぜかというと、思ってもいなかった期待を周りに受けているから。

本人は、「半ば まぐれ で入っちゃった新人」という意識だったけども、 上層部は もっと上の期待している節があるようなのだ。

新風を吹き込み、知恵と知識を動員して、抜本的な改善をすることを、 どうも 求められているらしい。

しかし、新しい職場には、そこには当然 古株や先輩がいるわけで、 そこの現状というのは、その人たちの投影（功績・結果・評価）でもある。

それを変えると言うのは、その人たちの積み上げてきたことを否定しかねない。 だから改善というのは なかなか難しい。

もっと言えば、本当の問題は、デカかった。 それはデカくて、そして どこから手をつけていいのか、端緒が見つからない。

具体例を挙げれば、、、

先輩の仕事を一部丸投げされて、データを取りまとめたりもしたが、 データの基礎部分で 誤差や揺らぎ、曖昧さが ふんだんに盛り込まれている。 これは 私の居た 部署でも 同じ状況だった。

「数％の改善」とか言う成果報告が バカバカしくなるような感じになってくる。

例えて言うなら、鯉のぼりが 気まぐれな風で 右左に流されているのを、 「私の呪文で 右に吹かせました！」といっているようなイメージなんだ。

また、そういう報告を見抜けない 経営コンサルタントにも呆れる。

現場を知らないし、人を見抜けない、しかも この人は ウルサイので、 みんな見栄えよく報告をする。

・・・まるで 城に立て篭もっていて世間知らずなのに政治したがるバカ殿と、その相手をさせられる家老のようなものかもしれない。 もう こんな人たち自体が ムダに見えてくる。

とにかく コン猿は、文句だけ言っておけば良い・・・というような お嫁さんをイビる鬼姑みたいだ。

もっと他では、ノウハウを一人しまいこんで、ノンビリとやってる人もいる。 効率が悪いのだけども、手に負えない。 或る意味、これは本人の自己防衛であって、個人成果主義の悪影響なのだけども、 効率も悪いから 業績の足を引っ張る。

そして、私達にも取り組むような余力が無い。日々の非効率な対応に右往左往 追われている。 私なんか、このごろ残業ばかりしている。占星術もブログも侭ならないほど、 グッタリしている。

・・・・まぁ、愚痴を書いたけども、とにかく こうなると敵は、「組織の体質というモンスター」なんだね。 レベル一桁の新人が立ち向かえるような相手じゃない。 それは　デッカくて 見上げるような モンスターだ。

このデッカい モンスター、どこを狙えば良いのか、攻略の仕方さえ 検討つかない。・・・それどころか、尻尾さえ見つからない。。。