† 日中の力関係が象徴的な星図 †

最近は、 尖閣諸島の中国漁民逮捕（公務執行妨害容疑）から、 近年に無い 激烈なものがあったのだけど、突然の処分保留の釈放。

この尖閣問題からの日中関係が気になり、「今回の尖閣問題の後の日中関係」を星図提起してみました。

お願い･･･あくまで占いの練習台なので、遊びとしてみてください。

ASCが、日中のどちらの国か、幾らか考える時間を要した。 というのも、マンデンでは、サインに国が当てはめられているので（国の生誕図、国民の気質などから）、 あまりにも齟齬があった場合は、ホラリーの質問を精査して決定することになるからだ。

今回は ホラリーなので、質問提起者である私の質問が最重要条件となる。 すなわち、１Hが日本となる。そこにASCの水瓶が日本とは成らない決定的要因は無かった。

・・・国家体制からすれば、王政皇室は獅子座、社会主義共和国は水瓶座の性質になる。 しかし、他の要因からすれば、日本国憲法図のASCもルナーサインも水瓶座であり、また科学立国としての気質からも齟齬が無い。 また現在でも有効性があると言われる 大日本帝国憲法図 でも、ソーラーサインが水瓶座である。 よって、日本と水瓶座との不整合は無いと思う。

ASCが日本と認定したことで、この星図は見事なメッセージを映し出す。

日本を表示するASC支配星 土星が、中国を表す DES支配星の太陽に コンバストされているのだ。

太陽の強力な光熱により、その近くにいる星の威力は減退する・・・というコンバストによって、 今回の尖閣問題での 日中の立場が 他に表しようの無いくらい 簡単明瞭に示されている。 しかも、念入りに、日本の衰亡の室でもあり、中国の経済でもある８Hで起きているのだ。 日本は 中国の土俵で、経済という決まり技で押しつぶされるという まことに見事な具象だと思う。

さらに厄介なことに、このコンバストは これから深化していく。 となると、今後、この問題を通過点として、 日本にとって、中国の覇権と脅威が増していく ということを示している。

日本の国土 ４H支配星の 金星は、中国国土 １０Hで、その主星である火星とアプリーション。 これも、領土を争う両国を具象している。

火星は攻勢を掛ける中国の領土（拡大）、そして穏便に済まそうとする 損傷した金星は 侵犯を受けた領土領海の表示。

今回の尖閣問題で、日本が引き下がったことは 個人的感情としては どうにも納得がいかないけども(率直にいうと、地検に責任を押し付けて知らぬ顔の この無責任を通り越した 凶悪で無能な内閣に 憤りさえ覚えるが)、 アストロロジャーとして第三者的な観点から見ると、これも弱肉強食の国際社会の中で、こういう決着を見るのは 政治の弱い日本の宿命なのかもしれないとも思ったりした。

金星と火星は 天文暦で確かめたら、アプリケーションとなっている。 ということは、尖閣問題は 釈放で沈静化どころか、今後 もっと決定的で重篤な局面がやってくる恐れがある。

そして 未来妄想・・・

ここからは、勝手な妄想だと思ってください。

まず初めの危機は ２～３週間後。 それは日本近海に軍事展開を始め、尖閣諸島を占領する姿勢を示すと思われる。 日中関係のことも考慮はしているが、中国国内の世論は 攻撃的であり、中国政府の太陽は弱体化している（失墜）。 そこで実際に本格的な領海侵犯を始め、実効支配を徐々に強めようとする（パフォーマンス）かもしれない。 これなどは日本は もう タコ殴りに近い屈辱となる。

（追記19時）同じく海洋の境界線で揉めているところの、油田基地掘削開始との情報も出てきた。時期は違っているが、中国国土の10H 蠍座の火星は 海底油田掘削も併せて表示すると思う。

ただし、太陽は弱体化しており、 土星は 中国政府内の保守派（軍部内？）の星（12Hは、中国 官僚・軍の６Hに相当し、土星は 古い考え方 や 実権者 を意味する）でもあって、 このコンバストは、軍部をなだめることにも苦労している姿とも思われる。

同盟国 アメリカは、おそらく あまり力になってはくれない。 アメリカの木星は、日本の天王星と近くにあって、日本に味方になってくれるかと思いきや、 この木星は延々と天王星と距離を置いていて（遠い先でコンジャンクションとして繋がる）、この問題に手を出さない。ただ、木星のモエティ（実体領域）の中には天王星が位置する。

おそらく 自分に痛手にならない程度の 口先援護 味方の思わせぶりだけ になるんじゃないか。ただ、コンジャンクションになるので、遠い将来や最終的には 東アジア防衛問題の事案として 日本側に立つことになるんだろう。

そこで月の動きも見てみる。 月は野生的に前途無効状態。ということは、これは一時的な外交的紛争で終わるのかもしれません。

ここまでを（純粋に星占い的に）考えるに、、、、

中国の 守旧的軍部と 激情に駆られた国民に 押されて、 中国政府は 尖閣諸島の領有を誇示する領海侵犯を起こす恐れが近々ある。 これは軍部のガス抜きのように思います。

今回 日本が折れたのは、実は 国内との板挟みの中国政府の泣き（脅し）が入ったためではないか。 何としても軍部などを鎮める材料を必死に欲しがったのかもしれない。

形としては 日本を屈服させることになったが、中国政府は日本に敬意を払うことになるかもしれません。 （土星は高揚、太陽は土星の領域で損傷） (追記説明 9/29 2:00･･･ここでいう敬意というのは、感謝とか恩義とか。まぁ、中国政府がそんな誠実なものとは思えませんが、それに近い意味ということ。コンバストで押さえつけられているが、ディグニティは日本の土星の方が強いので、負けるが勝ち 損して得取れ ということになりそう)

今回の尖閣諸島問題は、これから深刻な緊張を乗り越えてから、沈静化すると見ています。

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尖閣対立問題の後検証 （１）

2010/10/17

３週間が経過して、ちょっとしたことが起きています。

私は、４H支配星の金星が １０H支配星の火星との コンジャンクションの表示時期に相当する（星図発起）２～３週間後に、日中関係が軍事的に緊張状態になると思っていました（４H＝国土・領土）。

しかし 現在の情勢からみると、この表示は 同じ ４H管轄であった 日本国民と中国国民の 感情的な対立激化･･･と考えるべきだったかもしれません。

大規模反日デモ、胡政権へ衝撃…日中修復に影響

【北京＝佐伯聡士】中国で１６日、大規模な反日デモが発生したことに、胡錦濤政権は衝撃を受けている。

１５日には、重要政治イベントの共産党第１７期中央委員会第５回総会（５中総会）が北京で開幕したばかり。街頭抗議行動が無秩序に拡大するような事態になれば、社会の安定だけでなく、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の後、修復に向かうとみられていた日中関係にも悪影響が出るのは必至だ。

漁船衝突事件を受け、胡政権は、中国人船長釈放を実現するための対日圧力の一環として、満州事変の発端となった柳条湖事件から７９年を迎えた９月１８日、北京などで反日デモを一部容認した。しかし、完全な統制下での「反日」で、破壊行為など大きな混乱には至らなかった。

[ 2010年10月17日9時25分 ]

読売新聞

そして、報道は極めて限られていますが、日本国内でも 1000人を超える規模の反中国尖閣問題デモが催されたようです。 感情的な人間に冷笑的で 温和な日本人が、 直接的利害関係の無い 外交問題デモを起こしたことは、日本での中国感情の悪化が進行している証しだと思います。

今回の場合、両政府が沈静化を図っていた時期、国民には しぶとく感情が燻り続けて、それが いきなり再燃したというのが、 注目する点です。これが、蠍座での火星と金星のコンジャンクションだったのかもしれません。

占星術をちょっと学んだ方の一部には 「４H＝国民」ということに疑問に思うかもしれませんが、 一応 説明しておくと、これは星図の性質によるものです。

例えば、春分図とか月食図などのような場合、国民が１Hになる場合も有り得ます。 しかし、今回は、国家政府が１Hを担っているため、その基盤となる国土国民がまるごと４Hが管轄すると私は考えています。 また、領海領土などに関しては（保護区域、包囲区域、管理区域として）、ときに ６H・１２Hが担う場合も有り得ます。

さて、これで 国家の展望を築いている最中にある中国が、権力闘争の波及として 軍事面で どう動くのか、ちょっと動向に注目しています。