† 【占星】尖閣問題の後検証 （１） †

以前、尖閣問題からの日中関係を占ったことがありました（ 日中の力関係が象徴的な星図）が、注目時期であった３週間後、ちょっとしたことが起きています。

私は、４H支配星の金星が １０H支配星の火星との コンジャンクションの表示時期に相当する（星図発起）２～３週間後に、日中関係が再び緊張状態になるような 日本の実効支配の妨害工作を起こすと思っていました（４H＝国土・領土）。

船長釈放のあと、尖閣諸島周辺や日中中間線の近くに、海洋調査船を集結させたり、海軍艦艇を展開させたりして、示威と威嚇をさらに強めているのは確かなことらしい。

しかし 現在の情勢からみると、この表示は 同じ ４H管轄であった 日本国民と中国国民の 感情的な対立激化･･･と考えるべきだったかもしれません。

大規模反日デモ、胡政権へ衝撃…日中修復に影響

【北京＝佐伯聡士】中国で１６日、大規模な反日デモが発生したことに、胡錦濤政権は衝撃を受けている。

１５日には、重要政治イベントの共産党第１７期中央委員会第５回総会（５中総会）が北京で開幕したばかり。街頭抗議行動が無秩序に拡大するような事態になれば、社会の安定だけでなく、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の後、修復に向かうとみられていた日中関係にも悪影響が出るのは必至だ。

漁船衝突事件を受け、胡政権は、中国人船長釈放を実現するための対日圧力の一環として、満州事変の発端となった柳条湖事件から７９年を迎えた９月１８日、北京などで反日デモを一部容認した。しかし、完全な統制下での「反日」で、破壊行為など大きな混乱には至らなかった。

[ 2010年10月17日9時25分 ]

読売新聞

そして、報道は極めて限られていますが、日本国内でも 数千人を超える規模の反中国尖閣問題デモが催されたようです。 感情的な人間に冷笑的で 温和な日本人が、 直接的利害関係の無い 外交問題デモを起こしたことは、日本での中国感情の悪化が進行している証しだと思います。

今回の場合、両政府が沈静化を図っていた時期でありながら、国民には しぶとく感情が燻り続けていて、それが 一気に再燃したというのが、 注目する点です。これが、蠍座での火星と金星のコンジャンクションだったのかもしれません。

今回は、領海侵犯などに関しては（保護区域、包囲区域、管理区域として）６H・１２Hをもう少し 丁寧に診ておくべきだったかもしれませんね。

さて、これで 国家の展望を築いている最中にある中国がどう動くのか、ちょっと動向に注目しています。

---

＜追記＞･･･あんな中国で、非公認のデモが 本来 許されるわけがなく、はてさて このデモは 誰が嗾けて(けしかけて)いるんでしょうかねぇ。

しかも、国家と権力の行方を決める大事な時期に。

中国の多重権力構造の軋轢が滲み出ているんでしょうか？

地方 対 中央、軍部 対 官僚、主流派 対 非主流派、地方実権者の存在感アピールとか・・・？ それとも 鉱山事故や 他の諸問題の 目晦まし(めくらまし)とか？

これも星図で占ってみたいものですね。