† ニュートリノが光速を超えた？ †

Newton愛読する科学ッ子として、この話題は面白いね！

「光速超えた」ニュートリノ計測、相対性理論覆す可能性も

要は、「ニュートリノの速度を計ったら、光速より ちょっと速かったぞ！ なんかワケ判らんから、みんな 調べてくれい！」ということで、 「（真空時の）光速を超えられない」という相対性理論の常識に、なんかあるかもしれない！」という 非常に面白い話題ですね。

こういう話題が出ると、まぁ、「だから科学は信じられない！」とか「科学なんて こんなもんだ！」という拙速な科学批判とか、 オカルト信仰者の自己陶酔が起こりそうなことは、想像できますね。

一部が煽るような「相対性理論が間違っていた？」とか「タイムマシンが可能に？」というような見出しに釣られて、 「オカルト信仰の強い占い師」の勝手な科学への中傷はありそうで、それが怖い。

そもそも占星学者からしても一般相対性理論の大きな功績として、ニュートン力学では解けなかった「水星の近日点移動の謎」を 相対性理論が解いたわけです。 その功績を知らずして、この「ニュートリノの光速超えの観測結果」の結果だけで 科学や相対性理論を嘲笑するようなことは いささか拙速かな～？と思います。

しかし、この観測結果が本当なら、なぜなんでしょうね、色々、想像してしまうね。

• 本当に光速を超えるのか？それなら 実際に先行距離が距離に比例しているか？
• それとも観測機器の問題で、光速よりニュートリノの方が速く結果を出してしまうのか。
• はたまた、ニュートリノの移動とは 実は対消滅・対発生の繰り返しとかで、それが群速度となって光速超えになったのか？
• 現在 計測されている光速度 そのものが、地球などの重力の歪みや空間の揺らぎを含んでいて、ニュートリノは相互作用しにくい分 「観測による真空中の光速度」を超えたのではないか？（それだとニュートリノの質量は何なんだ？ということになりかねないけど）
• まさか、ニュートリノの質量が虚数値？？？

いや～、シロウトなりに いろいろ面白い話題ですね。

かつて科学者とは兄弟であった「占星学者」は Astrologerとして、今回のトピックを冷静に見て欲しいものだと思います。 一部の占星学者が変な科学中傷をすると、それだけで占星学者みんなが「バカ扱い」されかねないのが不安です。

相対性理論は他の部分で多くの検証が行なわれているし、数学的・物理的にも 光速不変の基本原則がそう容易く揺るがないのは変わらない。

今回は この画期的な観測結果から、今後の検証をしていって、 そして もし それが妥当な観測結果だとしたら、天文物理学や量子力学に 新たな拡張的理論の余地が開くわけで、 そうなると また ここから ダークマターや超ヒモ理論などの 未解明の世界への道筋になるかもしれない・・・というホットな話題なわけですよ。

一般の人が言う科学は「開拓した道（を使う人々）」だけど、本当の科学の世界は「道を開拓すること（開拓者）」にあるわけで、 その認識のズレが、科学批判になるんだろうな･･と思う。