鴉色の戦闘服をまといて
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† 『占師の証明』 †今回、すっごいナマイキなことを書いてみます。 「強くなければ 生きていけない、優しくなければ 生きる資格が無い」とは『野生の証明』の宣伝だったでしょうか。(これ、調べてみたら、 チャンドラーの『プレイバック』が出典だそうです) 私は思います。 「当てられなければ 占い師ではない、優しくなければ 占い師の資格が無い」 占いが当たるからと言って、相談者の心や人生を傷つけるような人間なら、 占い師として 資格が無いでしょう。 そういう方は 私のように 個人的に アレコレ ちまちま予想して、当たったり外したり一喜一憂してるべきかもしれません。 そして、後者。言うまでも無く、当てられない占い師 などは もはや占い師でも 無いですよね。(百発百中しろ!とまでは言わなくても、10のうち 5でも当たらないようでは、) カウンセラー、ただの話し相手、説教ジジババ、詐欺師、、、ということになってしまいます。 「事物を当てる技術」と、「人を導く人間性」と、この両者が 真っ当な占い師の条件だと思うわけです。 この話、ごくごくマトモというか、これ以外 何があるの?というくらいの基本的な話ですよね。 ただ、世の中、占い師 また 占いのお店のお客などでも、 どういうわけか、「当てる技術の必要性」と「占い師の人間性」の条件をごっちゃにして、 「占い師は 当てものよりももっと大事な要素がある」とか、 そんな意見も見聞きします。 これ、突き詰めて言えば、「占い師は 当たらなくても良いのだ」「お客は、真実よりも、甘美なウソを求めているのだ」という意味でもあるのです。 (← これ、精神的なSMプレイの構図のときもありますね)。 その部分で「占いは女性の精神的な風俗」と揶揄した言葉も納得するときがあります。 確かに そういう意味で、「占い」が求められる部分もあるだろうし、 私は それを否定するつもりもないし、むしろ そういう存在は必要であるとさえ思います。 それ(当たらないけど 癒す)を意識的にやっている「癒し主義の占い師」だとしたら、それはそれで正当な占い師と言えるでしょう。 これは、同じ「占い師」という職業でありながら、或る意味 別の職業ともいえます。 今回、私が指しているのは「当てるための占い師」の言いワケの場合です。 でも、この簡単に言っている 「(占いで)当てる」というのは、すっごく難しいことです。 私は 恥ながらも シロウトの占いを公開していますが、ほんと難しいです、手腕不足でハズレることも多いです。 占い師がネットで、有名人を占っていることがあります。 でも、知っている人物の知っていることを占うってのは、そんなに難しいことではありません。 結末の判っているミステリー小説のトリック が、結果の判っている競馬の予想 が、実に簡単に思えるのと同じことです。 実際に 未知のことを占うときには、傍目で見てるときより ずっとずっと 難しいのです。 この「迷い」「心細さ」「怖さ」は、実際に占ってみればわかります。 何かを占うってのは、一人で森の中を歩くようなもので、 そこを自分の占いの技術で方角や位置を測りつつ、目指す場所へ相談者を連れて行くのです。 そのとき、方角や位置を計る技術が誤っていたり、精度が悪かったなら、 間違った場所へ連れて行ってしまうことになります。 私のような未熟者がチャートを読むときって言うのは、 「本当に、こっちかな?」「こっちでいいのかな?」「もしかしたら あっちかも」 「あの山を見ると、こっちっぽい。」「陽がこっちに沈んでいるから、こっちが西かな」 「あれ? こんな地形、地図に書いてないぞ!」「こんな状況のときの対応なんて、習ったことが無いぞー!」 ・・・こんな風に、占うときに 余程 自分の 技術が確立されていない限り、迷うし、心細いし、怖いです。 自分の中でのゲームならまだしも、お金を頂いて 他人の悩みや人生に関わるのなら、 占い師としての責任が生じます。下手すれば、(いかに人生は自己責任とはいえ)その人の人生を狂わせてしまう危険があるかもしれません。 それを理解していれば 軽々しく「当てることよりも・・・」なんて言葉は出てこないはずです。 てんで未知(道)を拓けないガイドなど、間違った場所に導く占い師など、害でしかありません。 その難しさと怖さから、プロの占い師は、当てる技術の研鑽は惜しまないはずだと思うのです。百発百中は無理としても、そこへ至ろうとする努力を一歩一歩するのが大事なことだと思います。 そのため 様々な文献から 貪欲に手法を学び、色々な先輩仲間から 多くの経験を学ぶのは、当然の行動です。 そうして、あらゆる局面 様々な状況からでも、地形を読み、方角を割り出し、樹海の中から道を見出すように練磨するのです。 (悪質で無責任な占い師だったら、適当な場所に連れて行って放り出し、ハイ料金○○円です、ハイさようなら!、っていう悪徳タクシーみたいなことになります) 私が信頼できそうと思える 理想の占い師は「貪欲に勉強して、実践(実占)している 文武両道の占い師」「甘過ぎる商売文句を言わない誠実な占い師」「その占いを極めようとしている 匠の占い師」「依頼者の対応だけで忙しそうな 密かに人気のある占い師」を兼ね備えている占い師ですね。
それがどこで判別できるかというのを具体的に書くと カドが立つので、そこらへんは 類推してみてください。
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艶黒色のカラスのような格好大好き。 ★出生占星術(natal)よりも時事占星術(horary)に萌えてます! だけど、あくまで趣味で独学でやっているだけですから、あくまでお遊びですよん。
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