† 未来なんて 水モノだぞ！諦めるな！ †

就職難で大変だ・・・という話をよく聞く。 イジメに苦しんで 自殺という子もいる。 将来を悲観して 心中という事件もある。

私は、友人も居らず（←これは今もだが）、イジメで苦しんだこともある。 将来 真っ暗という状況で、自殺とか売春を本気で考えた時期もある。 そして、就職できずに アルバイトの時期もある。

そういう過去を振り返って、その先輩として 私は言える。 「ケセラセラ、成るように成る。先のことなど判らない」と。

以前にも書いたかもしれないが、エールのつもりで書いてみる。

死ぬのは もう一日 もう一ヶ月 耐えてみろ

第一に言えるのは、、、、 死ぬのはいつでも出来る。だから、死にたいと思っても、もう限界だと思っても、 明日まで 来月までは生きてみろということだ。

命というものは、一度でも失ったら、将来に幸運があったと知って悔いても、もはや取り戻せないものなのだぞ。

登校拒否したっていいし、家出したっていいと思う。 それこそ 場合によっては 法律を破るような手段を迫られるかも知れない。

精神的に追い詰められた状況で、方策も行動力も出てこないだろう。 とりあえず、今日一日生きていれたのだから、明日一日ぐらい行き続けられるはず。

人生なんて、仕事なんて、20年もすれば変わる

これまでの日本の経済を振り返れば、花形職業というものは 移ろい易いものだと気づくはずだ。

古くは、絹紡績から、石炭、造船、鉄鋼、家電、銀行証券、ⅠＴといった業種が持て囃されてきた。 ゲームクリエイター、コピーライター、漫画家、歌手、野球選手、サッカー選手、これらも脚光を浴びた時期があった。 歯科医だって お見合い相手として 魅力的なころもあった。カリスマ美容師なんてのもいた。

しかし2013年の今の日本はどうなっているか。どれも 手放しで花形の職業とは言い切れなくなっている。 20年も経てば、時代も社会も価値観も すっかり変わってしまうのだ。

なにより自分自身がビックリした

私は、おそらく、ずっとずっと派遣やアルバイトで暮らしていくんだろうな・・・と思っていた。

新卒じゃなければ、ろくな学歴も無い。大した資格も無ければ、経験も愛想も無い。 世間一般からみて、「就職できない可能性９９％以上」の人間であった。

別に正社員とか成れるとも思ってなかったし、成ろうとも思っていなかった。 将来とかどうでもよくって、だいたい そんなもの考えても 良い事ないし、とりあえず 一日一日暮らしていた。

だって、江戸時代なんか、棒天秤の物売りとか、みんな その日暮らしだったんだぜ？ それでも暮らしていたんだぞ。 大きな商店の丁稚奉公なんか いわゆる正社員みたいに仕事は確約されているが、その代わり お給金無し 休みも殆ど無し、過酷な仕事人間の仕事だよ。

人間、明日にでも死ぬかもしれないし、その日 暮らしていけるんなら、それで良いや・・・って。

それが どういうわけだか、今や見事な社畜だよ。 経済的社会的には良くなったことはあるけど、精神的に体力的に過酷になった。 棒天秤の江戸長屋の暮らしから、丁稚奉公の商店住み込みになったようなもんだ。

人生、ほんと判らん。

経緯は こうだ。・・・・派遣で働いていたら、どっかから正社員の採用の機会が迷い込んできた。 面接が超苦手な私だから、どうせ面接で落とすだろう・・・と開き直って面接受けた。 その開き直りが却って 効を奏したのか、何が狂ったのか、採用となってしまったのだ。

遂に「就職できない可能性９９％以上」の人間が会社人間に組み込まれてしまったのだ。

だから、私は言える。ほんと、未来なんて どうなるか判ったもんじゃないと。 将来を悲観したって、その将来が当たるわけじゃない。変な話、数年後に宝くじがあたるかもしれないんだ。

武器を持て、そして　勉強は 常にしておけ

私が採用された要因はおそらく、普通の人以上に知識とか情報をもっていたこと。 私は 学歴は無いが、中学高校は できるだけ勉強した。趣味にも没頭した。 このブログで判ると思うが、私は 相当に、マニアックになる凝り性なんで。

それが 効を奏したらしいのだ。

勉強といっても、学校の試験だけとは限らない。 勉強の題材など、社会のニュースとか、或る分野の知識経験とか、いくらでもある。 作曲とかイラストとか、そういう技術を磨くのも　含めての勉強だ。

私は昔、漫画家になりたかったので、イラストとかよく描いていた。 科学っ子なので科学雑誌は読んでいたし、放送大学をたびたび見ている。 ブログとかで文章を書き続け、その都度 漢字や言葉を確認することもよくある。 サイトを作っていた経験から ＨＴＭＬとかＣＳＳは使える。 ２ちゃんねるで 色々ニュースと読んでみたり、占星学の本も読む。

こうしてみると、私は ほんと器用貧乏っつうか、乱雑な人間だな（笑）

でも別に 就職とか資格を目当てにやっていたことじゃない。 好きなこと、興味あること、それに没頭していただけのことだ。 それの幾つかが、面接の人の何かに引っ掛かってしまったのだ。

何が役立つかは判らないが、何か やっておくことに 価値があると思う。 「私は この分野なら 他の人に負けません」っていうくらいの武器を作っておくことをオススメしたい。 「こういう分野なら あの人に聞いてみろ・・」と言われるくらいの達人に。

それは就職のためじゃない。自分のためだ。 もしかしたら、そういう分野で脚光を浴びるかもしれないし、そういうことで食べていけるようになるかもしれない。 存在感を持つため・・・と言い換えてもいい。

あと、常識的な勉強もしておけと思う。。 判らない漢字や言葉はすぐ調べる、新聞やテレビでニュースを見ておく。 社会常識は 一般企業では 重要になるのだから。

だから、もっともやってはいけないことは、ただ無為に時間を費やすことだと思うよ。

面接ベタの私

私はホント、面接が苦手である。

上下関係というのが苦手なので、萎縮してしまうのだ。

高校入試での面接なんてヒドイもんだった。 はっきり言って、何を言っているのか判らん状態だ。

編集部に原稿を持ち込んだときは最悪だった。 頭が真っ白になって、なぜか暴言を吐いていた。

何とか受かろうとして、緊張しまくるんだ。

で、落とすなら落とせ・・・と思った面接では、 却って スムーズに行くのだから、皮肉なもんだ。

イイ顔をしようなんて、考えちゃいない。

「この会社を志望した理由は？」 「これから しっかり働いて、生活していきたいと思ったからです。」 （確か、こんな返答した）

御社の経営理念に共感したからです・・なんてタワゴトを言う気は さらさら無かった。 そんな白々しいウソを言わなきゃいけない会社なら こっちから願い下げだと思う。 そんな風に開き直っているから、（言葉こそ選んでいるが）バッサリ本音である。

「今、もっとも興味あることは何ですか？」 「いま、アメリカのメキシコ湾で 海底油田の掘削に失敗して、海底から原油が洩れているそうです。 おそらく このままだと重大な問題になりそうなので、それが心配です。」 （確か、こんな返答した）

海外の油田の事故など、この会社に全く関係ない話題である。 開き直っているから、（言葉こそ選んでいるが）バッサリ本音である。

これで私は面接で不採用になるわ、やっと 面倒なことから解放されるわ・・・と思っていたものだった。

しかし！ この海底油田の問題は、当時 日本でまだ マスコミが重大さを感知できず 、世間にあまり知られていなかった。 そして、最終面接のときにいた 社長ってのが、アメリカ帰りのやり手経営者だったのだ。 おそらく アメリカの海底油田問題の深刻さを このときに社長も 知っていたのかもしれない。 「こいつは 何かが違う。このまま手放すのは惜しい」と思ってくれたのかもしれない。

だから、何が生きてくるか、判ったもんじゃない。 ほんと、人生、判らないものなんだ。人間の将来の予想なんて 当たらない方が普通なんだぞ。

それに正社員になれたからといって、良かったといえるかどうか、正直 微妙だ。 派遣のときの方が、精神的にゆとりがあったし、生活が楽しかった。 人生、何が悪くて、何が良いものなのか、よく判らないと思う。

「ケセラセラ、成るように成る。先のことなど判らない」