† トイレ借してくださいっ †

今週は 変則的な出勤だったので、日中 家で寝そべっていた。 チャイムが鳴ったので、玄関に出てみる。

ドアの向こう、視線の先は景色だけ・・？？
慌てて視線を下げると、女の子がたった一人 立っていた。
ツインテールで、ピンクのカーディガン、黒のスカートのカワイイ女の子。

「トイレ借してください」と、丁寧だけれども、子供らしい溌剌(はつらつ)とした声。 見ると、脚をくねらせて もじもじとしている。随分とガマンしているんだろうね。

私は慌てて トイレに誘導した。 散らかっている部屋で恐縮だったけども、私も彼女も そんなことには構っていられない。

しばらくして。。。
彼女の出て行った後、トイレットペーパーのホルダーで、芯だけが残っていた。
「あ、まずった・・・。残り少なかったか？！ 替えのペーパーは小学生には届かない場所だし・・。 ・・・大丈夫だったかな・・・・？」
私は ちょっと心配になった。

「トイレを子供に借す」なんて、昭和の時代のようで ちょっと面白かった。 今の時代、近所は人口は急増したけども、子供が遊ぶ風景はめっきり見ないし。

トイレに入って、便座に座って ・・・思った。 ちょっとトイレの掃除をしないといけないと反省。 それと、替えのロールの置き場所も 変えないといけないかな。 あの子がまた来た時のために･･･。