† 流行が そんなにエライのか †

テレビを見ていてね、この頃は ボタニカル（植物モチーフ柄）が流行りだと言い、その流行の柄をうまく使っていると 街の人を褒めている。

なんだ、流行って？

ボタニカルも良いよ、べつに。ペイズリーだろうが、ストライプだろうが。

隠れミッキーじゃあるまいし、靴の中にボタニカルとか、そんなん知らんわ、見えへんわ。 そこまで行くと、それって ファッション の流行ってレベルじゃないと思う。

私はさ、流行アイテムって、街のオシャレさんに押し付けている 「 大喜利のお題 」だとしか思えない。

流行のモチーフをこんなとこに使っています、こんな風に使ってます。 「おお、凄い、靴の中がボタニカルですかー！」 ・・・バカバカしい。

流行を使うかどうかはともかく、まず肝心なのは 全体のコーデじゃないのかね。

これは昔の話なんだけど。 私さ、もともと流行とかって あんまし気を使わない方なんで、自分の好きな服を着ていたら「時代遅れだから、みっともない」と言われたのね。

ムカッとしたけど、まぁ 時代遅れじゃ仕方ないか・・・と着ないでいたら、 そのあとで、そのアイテムが流行だって風潮になってね。

流行って基準、なんやねん！ こんな曖昧で テキトーで、ポリシーの無い 基準。

それでもって、「流行に乗っている」、「遅れている」、余計なお世話だ。

ファション業界がアイテムを次々と売らんがために、ファッション誌で流行をあおり、これを使わないとダメという空気を作り、みんなに買わせようという。

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１８世紀のフランスの貴族では、髪型が異様に発達した。

もうギャルの「盛る」とか言うレベルじゃない。頭の上に　頭髪で出来た帆船を載せていたり、フルーツバスケットが載っていたり。 今の時代にそれで歩いていたら、奇人変人大集合（古い！）・・・じゃなくて、近所のオバサンがナニコレ！珍百景を呼んできてしまうだろう。

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日本が第２次世界大戦（太平洋戦争）のとき、とある小島での話。

そこに駐屯していた日本兵の中で、ある流行が生まれていた。

頭髪の一部だけを残し、他は刈り上げ。そして、残した頭髪を どこまで伸ばすかっていうのが流行した。 昔の中国にあった辮髪（ステレオタイプな中国人男性の髪型ね）ってヤツに近いかも。

その小島は、辮髪姿の日本兵が 何人もいたわけだけど、こんなの今の日本人からしても、当時の日本人からしても 変 なんだ。

でも、その小島の日本兵では、流行していて、いかに そのポニーテールを伸ばすかって 燃えていた。 想像してみると、ほんと変なんだけど。

そのことを回顧していた その方も、後から考えてみれば なぜあんな髪型が流行ったのか不思議だ・・・と書いておられた。

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江戸時代、幕府が「奢侈禁止令」といって市中の贅沢を禁止した時代がある。

派手な色とか豪華な着物とか、禁止されたのね。金銀の刺繍とかダメだし、派手な色もダメ。

そうすると、江戸の市民は、地味な色に色々なコダワリを持つようになり、細かな柄模様が発達し、裏地とか裾とか ちらっとだけ見える場所にオシャレするようになった。 江戸小紋とか、そうじゃないかな。

簪（かんざし）なんか、常識的には豪華な髪飾りなんだけど、あれは 日常品の耳かき だって強弁して 通用してたわけだよ （だから簪の先は ちゃんと耳かきのスプーンになっている）。

根付（ねつけ：財布に付けるストラップ飾り）なんかも 奢侈禁止で発達した 小物なんだろうね。

だから 見えない場所とか意外な場所にモチーフを使うのに感心するってのは、今も昔も そこのところは 同じなんだろうけどね。 オシャレというか 「粋だねぇ」って言われてたやつだけど。

でもこれはやっぱり、流行って「お題」があって、それをどう使いこなすかって 大喜利 大会に成ってると思うんだよね。 「粋」ってのは その大喜利で 良い答えを出している褒め言葉だね。

しかし、そういう流行の存在は否定しないけど、流行に乗らないことに対する否定は何だろうね。 流行のアイテムの使い方が悪いって理屈なら まだ判るけど、 こっちは そもそも そんな大喜利に参加するつもりはないのに、勝手に「乗っている」「遅れている」「外れている」って。

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流行なんて、時代を飛び越えて見たとき、それは残酷な姿になりかねないんだよね。

８０年代のワンレンボディコン、ソバージュに太眉に真っ赤なルージュって姿を今の時代から見てみれば、不評が多数派だと思う。 いかに流行ってものが、信頼に値しない基準なのか。

流行とは、ファッションの評価項目の一つであって、流行が基準や条件では無いんだよね。 それは、短い期間に出されている 「ファッションの大喜利のお題」だと自覚しておくべきだと思うのだけどね。

† 8月13日のコーデ †

この日のコーデは、Sixhです。

• HΠ+nois サンバイザー
• Sixh. ヴェノムダガータンク
• NiNE. ディバイディングパンツ
• （NoBrand） ストール

今回は、あまりに暑いので ノースリーブ に ショートパンツ。肌露出は本来は嫌なのですが、それ以上に暑さに弱いので仕方ありません。

でも 肌を露出しすぎるところを補うために、薄手の大きいストールをケープのように使って、 直射日光を避けるとともに、肩や絶対領域（背面側）の露出部分を隠してます。

サンバイザーを採用したのは、あまりに暑くて、帽子だと蒸れてしまうから。 前回、帽子で汗だらだらしたのでね。

・・・そうしてコーデ組み上げたら、サンバイザーとショールと体型の悪さから、オバちゃんみたいな感じになってしまった。

陽が傾いたあとは、ストールをバッスル的な巻きスカートにしたので、ノースリーブに ドレープの巻きスカートという形になりました。 そうなったら本来のSixhのカッコ良さが出てきたのですけど、写真が無いです。残念ですねぇ。

† 九段下 北の丸公園の科学技術館へ行ってきた †

夏休みに突入ー！ ということで、お腹背中の贅肉が気になる この頃のわたくし、 引き篭もり癖に流されないよう、行先も決めずに外へ飛び出した。

ぐえぇ～、あぢぃぃ～。 そんなわけで、猛暑対策優先のSixhコーデで出かけたのだが、 コーデのところは後で書くとして。

取りあえず、ファミレスで 昼食取りながら、行先をタブレットPCで探す。 海の企画をやっていた科学技術館にしようと けってーい！

科学技術館（The Science Museum）は、上野の 国立科学博物館（The National Museum of Nature and Science）と日本語の名称が似ているけど、まったく違う場所の違う施設。 私も 一瞬 戸惑ったけど。

九段下駅から田丸門を通って 江戸城の名残を味わいながら、武道館を横切って、ずんずん行くと 左手に、ちょっと昭和的な四角い建物が その科学技術館。

† No Hangy&Angry, Be Angry&Angry †

忙しい仕事の一区切りが出来て、今の私などは 他部署への派遣で、パートさんがやっている仕事をしている。 ま、私が居てもいなくても良い場所だし、しかも夢のような残業ゼロ状態である。

ここに来て、私の部署は仕事が閑散状態で、周りも結構 有給休暇を取っている。

8日は、Hangry&Angryの解体展やらあるので、私も有給を取って、原宿店に行くつもりだった。

そこで上司にお願いしにいったら、 「君は （こっちの現部署の）色々仕事があるから、（有給は取らないように）」と言う。 そんなら なぜ他部署へ行かせるのか 疑問で何か納得いかない。 ま、人が足らないとか、上司が休むので その日は 現場に居て欲しいとか、そういう理由なのかな？ ま、それなら それも仕方ないと耐えてみた。

でも結局、私の危惧通り、その日は やっぱり他部署への派遣。 私のいる必要性が無い　パートさんの仕事でやんの。 現部署で 仕事があるんじゃないのかよ！？？ 派遣先なんか そこは別に私が必要な場所というわけじゃないじゃんか。

この行き当たりばったりの テキトーな上司には、さすがに腹が立った。 意図的な嫌がらせではないと思うのだが、おそらく 毎度のテキトー病が出たんだと思う。

しかも、その上司は、その日に有給で休んでやがる。それが余計に怒り倍増だわ。

この上司、ほんと、テキトーなもんで、たびたび苦笑しているんだけど。 こっちの憂慮も聞き入れず、会議のデータをテキトーにあげて、案の定 重役に吊し上げされるし。 会議で厳しいツッコミに、咄嗟に ウソついて乗り切ろうとしたり。 私を他部署に送っておきながら、私のやっていた仕事の割り振りとか指示を全然やらないまま、知らん顔したうえに、仕事の放置プレイを私のせいにされるし。 自分が指示もしていない仕事を、いきなりやって来て、まだ やっていないのか！と不満言うし。 こんな調子なので、さすがに私も感情的になりかけることが多くなってきた。

そんでとうとう、私の有給はデタラメな理由で潰しておきながら、その日に自分が有給で休むっていう、 このデタラメ上司！！

私の心は Angry×Angry だ！！

† 猛暑～渋谷～代々木～表参道～原宿 †

日中の陽射しがキツ過ぎて、出かけたのが 15時すぎ。

この日は、珍しい NAOTO SEVEN　で揃えてみた。夏向けの涼しげな感じ。

ＳＥＶＥＮの茨のフード付きジレ、七つの大罪の色欲のカットソー、レイヤードショートパンツの３点。 中には、Anarchyのキャミソール。 帽子は原宿の帽子屋 polcadot で買ったもの。ドラゴンレザーっぽい加工が入った帽子。

ショートパンツの後ろが、レイヤードで 薄いひらひら生地が付いていて、一見 スカートをはいているみたい。

16時半に 何とか渋谷に到着。

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移転後のNUDE ’N RUDE へ向かう。

渋谷駅の13番出口に向かうことにしたけど、これが判りづらいところにあるんだよ。 判りにくい その道を 一つ間違えると、その後に方向が合ってても 13番出口に辿り着かないという迷宮状態。

それが判明したので、一旦 引き返して、今度は その判りにくい通路を 何とか発見。 その13番出口への道を見つけて、とぼとぼ長い道を通ると、明治通りに出る。

ほんと、渋谷駅が ゲームの迷宮のようだった。

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NUDE N’ RUDE は、渋谷から線路沿いを右手に見ながら ずぅーっと歩いていくと、ムーのショップがあるビルの２階。（原宿からだと、代々木体育館の左脇の道を進んだところ）

ハッキリ言って、建物の前の道を歩いていても、判りにくい。雑居ビルの狭い入口から階段を上る。 何も知らない人が フラッと寄っていくような場所じゃないな。

灰色の雑居ビルを上ると店が現れるなんて、ここまでの雰囲気、シェンムー２（香港編）というゲームを思い出したよ。

ほんと、なんか、知る人ぞ知るお店って感じだね。せめて入口の前に看板を出しておくべきじゃないかなぁとは思うけどね。（しかし、１階のムーショップの存在感が凄くて、それが良い目印になってるけどね）

駅から ちょっと歩くけど、渋谷からも原宿からも行けるってのは、凄いね。入りづらい店舗なのは、その分 賃料との兼ね合いなのかな。通りすがりのお客を誘い入れるのは難しいけど、KERAのような雑誌やインターネットで知名度と固定客を捕まえる戦略に傾斜すれば、イケるかもしれない。

猛暑を歩いてきたせいか、なぜかお店の中に入った途端に、汗がダラダラ流れてきて、タオルで拭き拭き 品物を見る。 うっかりすると、汗が商品に滴り落ちかねないから、汗拭きまくりでしたよ。

naotoのギアロリ系とは違って、本来の　STEAM PUNK 的なグッズなら、このお店で買うことになるかも。

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お店を出てから、代々木体育館を横目に、明治通りへ向かう。

かねてから気になっていた、山手線から見える豪勢な建物。これの正体がやっと判ったのであった。

明治通りに出て、帽子屋さん Override に入ったら、冷房が利いていて助かった。

髪が汗でデロデロだから、帽子の試着がなかなか出来ないんで、 タオルで拭きまくり、それで「もしサイズに問題無ければ、買う！」という品物だけ試着。

そこでスパンコールでレタリングの入ったワークキャップを購入。

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休むために、表参道の喫茶店に入る。

ちょっと古風めの、喫茶店。メイド服着てる（でもメイドカフェじゃないぞ）。

静かで、ゆっくりできて、いやぁ～、落ち着くね～。

「喫茶店は、時間と空間を売っているところ」と 聞いたことがあるけど、 ほんと そんな感じ。

コーヒーも ちょっと値が張るけど、そういう面から、気にならない。 テーブルチャージ料みたいなもんだ。

ファストフードとかファミレスとは また違う ゆったり感 があるんだよん。

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時間はもうすっかり夜。原宿店に行くにも、閉店時間まで時間があまり無いし、購入したいものが決まっていないから、もしお店に行ったら時間掛かるに決まっている。

最後にラフォーレに寄って、こっちのh.naotoのお店で、バニラ色のSTEAM ショートジャケットを購入して、帰る。

家に着いたのが、２１時半すぎ。私はノートパソコンを抱えながら、イビキをかいて ちょっと寝てしまった。

なんたって、猛暑の中、内臓系がへとへとになっちゃったよ。