† 【占星】ホラリーのパラドックス †

（註：今回は、前のエントリーから記事を分割したものです）

例えば「立場が相反した複数の質問者が同時に質問したら、どうなりますか？ その場合、ホロスコープが同じなんだから、勝ち負けが双方に同じ答えになりますよね。 これって、おかしいですよね。」という当然 考えられる質問がある。

これは、いわば「ホラリーの妥当性」を問うパラドックスである。 簡単に言えば 「こんな あやふや占星術、おかしいじゃないか？」という意味合いがあるかもしれませんね。

私は答えをココに書かないけど、ホラリーをやるものなら この質問に答えが出せると思う。 言っておくけど、この質問のロジック自体に 問題があるので、そこに気付かないと、この質問のパラドックスに答えが出せない。

もっと踏み込んで言うと、これに答えが出せないような占星術師は、 ホラリーの根本を見つめなおした方がいいと思う。

だから、このパラドックスは、ホラリーを扱う者の意識が計れるという、面白くて良い思考実験ですね。

おそらく、この辺りは、某占星術研究家の「ホラリーは、Yes/No がきっちり出せる」という抽象的中途半端な説明が、このようなパラドックスで誤解させている一因でもある。（ネイタルやハーモニクスはともかく、この人のホラリーの記述に関しては 紹介程度のものとして、全般的に参考にしない方がいいと思うよ。）

最後に付け加えておくと、 たとえ パラドックスのような相反するような状況に至ったとしても、それでもホラリーの技法で読むことができます。だから、まったく心配いりません。

† 誤った記述があちらこちらに †

近年ではホラリーは知名度が広がっているように聞いている。 それでも ネットでホラリーを扱うサイトや、ホラリーを使える占星術師のサイトは、極少数だと感じる。 こんな趣味レベルの中途半端なブログでさえ、或る意味 希少価値が出てくるかもしれないね。

そして占星術に関して、国内のサイトを彷徨ってみると、 驚いたのは あまりにもホラリーで 賛同しにくい 教えが多いことです。

私が、それを公然と指摘できるほどの占星術師でもないし、趣味で 拾い読み程度のシロウトに言われたかないだろうけどさ。 さすがに自分のブログでぐらいは、愚痴りたくなるのよ、ほんと。

† 【占星】アメリカ大統領選 †

ええと、日頃 占いたいことが さほど無くて、 増える一方のテキストの英語にも ウンザリしているところに、 なんと 「アメリカ大統領選」などという世界情勢の大きなテーマが降ってきた・・・。

私にとっては、アメリカ大統領が オバマでも オバカでも、どうでもいいのだけどさ。 いや、やっぱ、ペイリンのような お馬鹿は、さすがに・・・やめてほしい。

議題が降りてきちゃったので、やってみます。 （ま、強いて言うなら 星の神様の宿題とでもいうか・・・。）

† このブログの名前を替えちゃいますよ †

思いつきで、題名の通り、ブログの名前を変えようと思っています。 （『PERKY PUXXY WITCH』 → 『鴉色の戦闘服をまといて星を読む』）

なかなか名前が思いつかないんで、とりあえず ブログ紹介文だったものをそのまま題名にしちゃってます。

前のは、やっつけで付けた名前だったので、色々問題もあった・・・。

† さらにボナッティ２冊やってくる †

ちょっと前に密林に注文していた Guido Bonatti の書籍が、やっと手元に届きそうです。

GuidoBonatti（Bonatas)の 『Bonatti's 146 Considerations（ボナッティの１４６の考察項目）』と『Bonatti on Horary（ボナッティのホラリー）』の２冊。

WilliamLillyは、ホラリー（の著書）での大御所ではあるけども、 やはり 説明や技法に関して、全てを正しく（何を以って正しいというか議論はあるが）述べているわけではないと思われるんです。

その点から 別の大御所 GuidoBonatti の著書も必須だと思ったわけです。 （Astrologer'sGuideは 内容の訳や編集などが怪しいらしいし・・・・）

それに、ここ最近、単一の流派の著書だけを鵜呑みにする怖さというものを、改めて知ったところなので。

技法に関しては BarbaraDunnが良い著書を出しているけど、 それとは別に ボナッティの占星術の読み方というものを知る意味で、 ボナッティの２冊の購入を決めました。

気がつけば、占星学の書籍の数量が、邦書より洋書が上回っている・・・。 ・・・昔 占星術の本、捨てちゃったからなぁ。