† みるくせーきが映ってます †

知り合いが貸してくれたので、無修正のDVDを 見てみた。

ネットで海外の映像が見られるし、 だいたい そのうちオトナになってくれば、別に珍しいものではない代物なわけで。

せっかく見ても「ほほぉ」と、必死にカメラ映りを気にしている男優さんの仕事ッぷりに、 私は健気さを覚えてみた。

こういうものに、面白いとか興奮とか、そういう反応は無かったなぁ。 「見るもの じゃなくて、ヤルもの」って感覚になっちゃっているんだろうね。

しかし、21世紀になっても「性器が映っているかどうか」を必死に見分けて、 それを取り締まることをお仕事にして給料を貰っている人がいると思うと、 その人たちの存在価値って何なんだろ･･･。

いいオトナのケイサツが給料を貰って DVDを見て、 、やれ 「映っている」「映っていない」という 基準で取り締まっているとは、、 実に馬鹿馬鹿しいことだなぁと、興奮とかよりも、思索に耽っちゃった。

美術書などは ときどき へーきで 性器 あるもんね。でも、美術書以外だとダメ。 芸術性じゃなくて、「芸術を扱う出版社」「芸術を扱う場所」にあれば「芸術とする」という、 結局、芸術性なんて判断できていないだけでしょー。 あと海外で芸術って定着していると、途端に しょぼ～んとしてたり。

「どこまでが性器か」とか、アホかと。 それに「それは芸術か否か」「芸術なら認めるが、芸術じゃないとダメ」とか アホか。「猥褻」と「芸術」は そもそも 二律背反するものじゃないだろ。 例えるなら「リンゴと カレーライス、どっちが 速いか」というぐらいワケ判んない問答だと思う。

そもそも「性器仕分け課の人々に、芸術性の理解なんて出来るのか？」と 思う次第。畑違いだろうに。

アメリカは 縄とかで束縛したりとか、暴力とか、子供はダメ。 要するに女性虐待とか未成年の関与に関しては キッチリライン引いているし。

（ポルノに関しては 年齢と内容には 日本以上にキッカリしている。 なのに一般映画になると 表現フリーダムのアメリカなのに 映画検閲が大手有利の利権まみれになったり、表現に不自由さ（同性愛など）があったり。 このあたりは アメリカ って感じですな。）

だいたい、モロ ヤッている最中の映像なのに、 アソコだけモザイクを入れれば ＯＫとか、 もう オカシくて　バカバカしくて。

結局、無修正のＡＶなんて、１時間も見てたら 慣れちゃうだろうし、 それこそ毎日 実物 見ている人なんてのも いるし。 そんなに世の中から取り締まらなきゃならんものなのか・・・と、 無修正の映像を見ながら 不思議に思った。

みんなのカラダに自然に付いているものだし、 誰もがやっている本能的なことだし・・ねぇ。 必死に忌み嫌うものでは無いでしょうに。

芸術館に一人で行くのが好きな私からすると、 芸術の判らないひとが 芸術性で判断すると言いながら、芸術性を問わずに 芸術性の有無を判断するっていうシステムには、 非常な傲慢さを覚えるね。