† 【占星】アメリカ公債上限改訂法案 †

アメリカで、債務上限に関する法案成立の見通しが立たず、暫定予算案さえまでもが決まらないため、 一部官公庁の運営が一時停止状態となっている件について。

具体的なところでは、自由の女神像のところに行けなくなったとか。

日本でも 先年、似たような事態が起きておりましたよね。 日本の場合、なかなか ここまでの事態には及びませんけども。

このアメリカの債務上限問題の危惧されることは、 アメリカが、形式上と言えども「デフォルト」国家に成りかねない瀬戸際に来ているということでしょうか。

米国債の債務強制破棄という事態はさすがに起こらないでしょうが 、 少なくとも 「世界経済の柱の一つが折れかねない状態の示唆」というのは、ボディブローのように長期的な影響があるのでしょうね。

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さて、星図を起こしたわけですが、まず感覚的に ラディカリティに不安がありました。 そのため時を改めて 別の星図も起こしていますが、とりあえずは最初の星図を用います。

この星図についてですが、 ASCが まず幼稚すぎる。乙女座に入ったばかり。 ASC主星は キャデントで、ペリグリン。月がコンバスト。 ASCのトリプリシティと時間支配星の関連も薄く、月とASCの関連も薄い。 ・・・やっぱり 星図上でも ラディカリティが弱すぎるように見えます。

とりあえず、勉強のため、この星図で読み進めます。

強いて言うと、時間支配星で重要な象徴星の月は、2室にある。 果たして 2室が国家経済の管轄室なのかは、別に考察が必要だけれども、 ここだけでラディカリティは成立するかもしれませんね。

ASCにRegurusがあり、権威 とか 武力とか 勝利 や 富。 とにかく王座に関する星なのだけども、基本的に勝利の星のようですね。

そう、ハウスの選定を考えなければ。

ASCがアメリカ大統領を表示するとして、アメリカ国家予算は どこのハウスになるか？

　 　

今回の私の判断は 次の通り。 ASCは アメリカ大統領 オバマ。７室が 下院議会。４室が国土国民。 ６室 官公庁。１０室 国家となり、１１室 国家予算、および 債務上限引き上げ法案。 国家予算については、２室が役割分担するかもしれない。

オバマを表示する水星は、キャデントでペリグリン。立場が弱く、物事が進められない。 海王星とのトラインのセパレートで、議会との意思疎通がきちんと出来ていない。

ASCには、Regurus。獅子座のロイヤルスターであり、大統領の権威の表示。

水星は 土星とのアプリケーション。土星は 国民経済・官公庁の星。 ともにペリグリンであり、これはアメリカ経済への沈鬱な影響を及ぼす表示でしょう。 信用不安が起きるかもしれないし、官公庁の動きもこのまま止まる。 ただ、ドラゴンヘッドがあるので、それなりに何とかやって行けてしまうということでもある。

オバマ大統領が成立させたい公債上限額引き上げ法案は １１室。 議会の７室主星が ここで高揚している。これは 議会の中に、存在を誇示しようとしている議員の存在を示してる。 すなわち、この木星が ティーパーティー派の議員。逆に言うと、必要以上の行動でもあり、これは なかなか大変そう。

月が ２室でコンバスト。法案は 完全に押しつぶされている状況。月が太陽と合になるとき、月がペリグリンに陥っている。 しかも深度が高まるルミナリーズのコンバストだけに、思った以上に面倒な状況で まだまだ深刻化するかもしれない。 太陽は １２室主星であり、デトリメント。そこに天王星がオポジションで絡んでいる。

７室カスプに海王星があり、これは議会自身が まとまっていない、混乱ぶりです。 議会の良識派が議会をまとめようにも、それができていない状態。

この様子だと、すぐに解決することは無さそうな雲行きですね。

とは言っても、これ、いつもまでも 予算が成立しないままってのも、大変でしょう。 解決は一体 いつ？

　

しかし、その解決の表示が なかなか見当たらないので、非常に悩む。

ASC主星 水星が 4室主星 火星のコントラアンティッションを通って、土星に至る。 水星と火星のアンティッションが解決時期だとすると、周囲の状況から 単位は「年」。 でも パーチルで、その差は僅か 0度03分！ 3/60 年＝約18日間。終結までに18日間。

ASC主星 水星が ４室主星 火星のコントラアンティッションだけど、これ 一応 リセプションしている。 １０室主星 金星は ICにあって、１２室カスプとコントラアンティション。水星が土星に向かっていることもあるし、 12室の匂いが強い。どうにも 見捨てて置けない不穏な感じ。

議会や法案の解決という様子が見当たらないし、12室となると 超法規的処置のような強硬手段に出るのかもしれない。

別件の星図（オバマの大統領選挙の星図）で、オバマ大統領が任期途中で 何らかの大きな障害が起きるという示唆もあったので、 それに関係しているかもしれない。

太陽を大統領の自然象徴星とするなら、月が太陽から木星へトランスレーション。 10度48分差だから、11週間？（2か月半）　でも終結が18日間でもあるし、11日間かも。

月と太陽でカジミの効力が発揮されるのならば、3度44分、26日後。 ・・・これは ちょっと不自然な箇所だなあ。

今回の問題は、オバマ大統領 ASC主星 水星,　議会 7室主星 木星、法案 11室主星　月 あたりが解決の幕引きをしなければならないはず。 それがなかなか見えてこないんだよねぇ。

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私は こう予想してみた。

議会は パフォーマンスに躍起になっている議員たちの存在で、意見がまとまらず、大統領との条件闘争もできない状態。 その結果、このチキンレースは まだ続いていく。

官公庁の公務停止など連邦政府の機能停止で経済にも悪影響が出てくるが、アメリカ人の個々の努力で それなりに何とかやって行けてしまうだろう。

アメリカは 公債上限引き上げ法案を間に合わせることは出来ない恐れがある。 チキンレースのあと、手続きの混乱や遅延などで、当事者でも予想外の事態が起きる可能性がある。

10月23日前後（10/11～11/05）に オバマ大統領は 超法規的措置で 強引な解決を図るのではないか。

大統領は 国際会議や国際交渉（TPPとか、シリア情勢とか？）で、延々と遅滞する国内問題に見切りをつけるためかもしれない。

11月下旬になり、ようやく予算関係の解決が叶うように思います。

そして、今回の件、大統領の地位に大きく影響するかもしれません。これは まだ何とも言えない 判断の難しいところですが。

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とりあえず、今回 使用してる星図そのものの有効性に疑義があるので、今回は ほんと 判らないです。

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追記（06日 11時）

今回は、なかなか苦労した星図です。本当に当たる当たらないというよりか、今後の教材になるかもしれませんね。

ラディカリティについてですが、確かに気質的な合致性がないとか、象徴星が弱いという面があり、適切かどうか怪しい面があります。それでも、ASCにRegurusがあったり、ICに10室主星の金星があったり、星図は今回の件について 何かを訴えようとしているようにも思えます。

水星と火星のコントラアンティッションをどう考えるか？というのが、今も悩むところです。私は苦し紛れにこれを一つの終結の表示だと述べましたが、9室主星・12室の火星となると、司法的な問題だけでなく、海外勢力によるアメリカ国民やアメリカ施設へのテロも考えられます。ただ、公債上限法案の星図ですので、そこまでマンデンのように読んでいいのか ためらう部分です。この場合は、内部からの密告や告発などかもしれません。でも、私は オバマが この問題（公債上限問題）にケリを付けるのではないか、すなわち 議会や法的な裏付けが無いまま 公債を強行発行するなどと考えています。

時期についてですが、10月23日前後（10/11～11/5）と範囲を広めに述べてますが、これは年単位であるため 誤差が出やすいのです。ただ、それでも 実際には せいぜい前後1週間程度（10/17～10/29）の誤差ではないかなと考えています。

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「勝者はいない」結末　米デフォルト回避の舞台裏

2013.10.18 00:01

　【ワシントン＝青木伸行】米国のデフォルト（債務不履行）の危機は、調整機能を失った下院に代わり、かろうじて“良識”を発揮した上院の主導により土壇場で回避された。抵抗を続けた下院共和党も最後は折れた。デフォルト突入への秒読みが進む中、「危機バネ」が働いた格好だ。

　１６日午後１０時（日本時間１７日午前１１時）過ぎ、連邦議会議事堂の下院本会議場。賛成２８５、反対１４４で債務引き上げ法が可決されると一瞬、ざわめきが起こった。デフォルトに陥る“日付変更線”まで２時間足らず。きわどいタイミングでデフォルトの回避が確定した瞬間だった。

　これに先立つ午後８時（同午前９時）過ぎ、上院は賛成８１、反対１８で可決していた。

ｍｓｎ産経ニュース