† 臥せっているときは占星術書の勉強がいいかもね †

テレビも面白いことも無いし、２ちゃんも一通り見ちゃったので、 渋々 海外占星術書を読むことにした。

私は よく 海外の占星術書を引き合いに出すけど、 別に英語は得意じゃないし、むしろ苦手なんだよ～。

でも、洋書でないと 勉強にならんのよ、ほんとに。 技術の質量もそうだけど、内容の信用性がまるで違う。

病気で寝込んでいるときとか、こういうやることが無い時ってのは、 嫌なことをやるのには良い時なんだよね。

というわけで、苦手な英語の本を摘まみ読み。

例えば、Combust というのは 同一サインでないと起こらない…と日本の占星術家の幾つかのサイトで見たりする。 William Lilly も、それに近いことを書いている。 けど、Bonatas とか AlBiruni とか MashaAllah とか、ほんとにそう書いているのか？と今 気になって探している。

例えば、Partill とは、一部の日本の占星家は、同一度数（分数 切り捨て）でないとダメ と主張している （たとえば、14度59分 と 15度01分 は Partill にならないという）。 しかし、私の読んでいる中では、そんな説明を見たことが無い。 どこかに ソースが無いだろうか。

例えば、獅子座ではCombust は起きないという説（類似したもので、receptionがあればcombustではない という説も）。私は、これまで（日本の占星術師以外で）そんな説明を読んだことが無い。 どこにそんな記述があるのだろうか？

MashaAllah の ’ON RECEPTION ’で、chapter 3に、こういう記述がある。

…then the Sun destroys stars by combustion when he does not receive them by strong reception namely domiciles and exaltations.

別の訳者のも確かめたが、記述内容は同じであった。

これは、本宅や高揚といった強いレセプションが無いときは、太陽は焼損（Combust)で星を損壊する」という記述である。この部分は、「Combustが起きない」というソースには成りえない。（ここは「（強いレセプションが無い時は）Combustによる悪影響が起きる」と書かれているのだから）

他にも 「太陽と土星の合は良くない」というのも記述あるらしいが、これは コンバストのことを指しているのではなく、 太陽と土星の星の相性（friendship → Al-Biruni の I.E.A.A. 第442項参照）の意味であって、獅子座でレセプションされることで、敵対的な性質が緩和される・・という文脈だと考えられる。 （Conjunction と Combust は成立条件が違うのであるから、合というからには コンバストを意味しているのではないと思われる）

・・・とまぁ、他にも色々 あるのだけど、とにかく できるだけ 直接的なソースを確認した方が良いので、今 洋書でいろいろ探している。

まぁ、英語が出来ないから、占星術書を端から端まで読み切るってのは、なかなか難しいよね。 読むべきなんだろうけどね。