† ときには哲学っぽい星占いの考えなどでも･･･ †

500番目のキリ番ということで、 何か カッコイイことでも書こうと思ったけど、 あまり無いですね。

まぁ、このごろ書いてない星占いのことでも。

私は、一般に認知度が殆ど無い マニアックな占星術 をやっておきながら、意外なことを書きますと・・・

星占いが、当たるものなのかどうか、正直 疑心暗鬼 半信半疑 なんですよね。

いや、半信半疑だからこそ、当たっているかどうか曖昧でゴマカシが横行しているネイタルではなくて 、 具体的 短期的に 結果が判明するホラリーをやっているとも言えます。

だって、未来が予測できる技術なんて、本当にあったらスゴイじゃないですか！

だから占星術は、それは宝探しのように楽しんでいます。 古典の占星術の 本物の先生たちが遺していった教科書を読んだりしています。

† 心理占星学の本を買うだけでもしてみた †

食わず嫌いは良くなかろうと、ノエル=ティルの心理占星術の書籍を買いました。

目に見えない心理を扱うし 新しい分野なので、 具象的な事物を扱う 古典的なホラリーとは 全く異質ともいえるかもしれませんね。

心理占星術って、これまで読んできているホラリーとは 全く異質の世界で、 遥か昔にネイタルを捨てた私にとっては、この心理占星術を学ぶこと自体が 修行だよな。

帯に カピパラ先生と 髭抹茶先生の推薦文があるね。 一般的には この二人の推薦文というのは 強力なアピール力だろうけどさ。

私にとっては 臨床派ではない論文派の推薦文ってのは、却って実用性を疑わせるフラグに見えてくるんだよなぁ。実践力の無い占星著述家が本を出すことが多いだけに。

・・・うぅぅ、しかし、、この本、日本語で書かれているはずなのに、洋書よりも読み進めるのが苦しいのは 何故だ？？？ (+o+)

† なぜか隠される星図 †

ホラリーアストロロジーという存在が この20年ばかりで知名度を上げたとはいえ、 実践的にホラリーを扱っている占星術師は、まだまだ少数だろうなと思う。。

そして、少しでもホラリーの鑑定例を載せている占星術師のサイトは、 おそらく 僅かに限られているだろう。

ホラリーの流派としての知識にと、鑑定例を載せているところを探し回ってみたが、 それが なっかなか存在しない。

だから、幾つものホラリーの読みを載せている このブログは 極めて異端的とも言えるかも知れない。 ・・・内容のレベルは ともかくとして。。。。(^^;

私が考えている その理由は・・・。

† 結果が判るから反省できる †

このところ、ブログを書いていないのは、 べつに 占いがハズレ続けたせいでは あ～りません。

ただ、単に仕事が忙しいのれす。

さて、、、、こう、ハズレっていうと、ただ悪いことのように思うかもしれない。 でも、ハズレを意識できることは、とても大事なことだと思います。

ホラリーは、当たり外れが短期間にハッキリと判るからこそ、己の鑑定力が 直接客観的に判るとも言えます。だから自然と さらなる勉強に励むことになります。

（あやふやな答えしか出せないような占星術師では、ハズレはしないが、当たりもしないでしょう。）

これは個人的な偏見かもしれませんが、ホラリーも使いこなしている占星術師（こういう真っ当な占星術師は 極めて少数みたい）は、 勉強熱心ゆえに古典も勉強していて（←古典を「使っている」のとは意味が違う）、研鑽に励んでいる占星術師じゃなかろうかと思う。 （ホラリー本を出している、ホラリーの講座を開いている、でも現場で使っていない・・・、これは「使いこなしている」とは言わない。）

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占星術を学ぶ上で、なぜか当たらなくなる時期、星が読めなくなる時期・・・てのがあります。

私の僅かな経験で言うなら、それは「勉強したことが消化不良になっている」時期です。 新たに学んだことと、それまでの鑑定のフォームとが噛み合わず、自分のフォームを崩す時期ってのがあるんです。

たぶん、今の私も そんな時期のような気がします。 ここ最近は、（自分には）レベルの高い本を読みすぎた。 軸が狂っているんでしょうね。

これは数をこなして、新しい技術と従来の技術の融合・連携を見出すこと。 そして、基本的な読み方を改めて点検勉強すること。 鑑定力を取り戻すには、これしか無いでしょうね。

† 『占師の証明』 †

今回、すっごいナマイキなことを書いてみます。

「強くなければ　生きていけない、優しくなければ 生きる資格が無い」とは『野生の証明』の宣伝だったでしょうか。（これ、調べてみたら、 チャンドラーの『プレイバック』が出典だそうです）

私は思います。

「当てられなければ 占い師ではない、優しくなければ 占い師の資格が無い」

占いが当たるからと言って、相談者の心や人生を傷つけるような人間なら、 占い師として 資格が無いでしょう。

そういう方は 私のように 個人的に アレコレ ちまちま予想して、当たったり外したり一喜一憂してるべきかもしれません。

そして、後者。言うまでも無く、当てられない占い師 などは もはや占い師でも 無いですよね。（百発百中しろ！とまでは言わなくても、10のうち ５でも当たらないようでは、） カウンセラー、ただの話し相手、説教ジジババ、詐欺師、、、ということになってしまいます。

「事物を当てる技術」と、「人を導く人間性」と、この両者が 真っ当な占い師の条件だと思うわけです。 この話、ごくごくマトモというか、これ以外 何があるの？というくらいの基本的な話ですよね。

ただ、世の中、占い師 また 占いのお店のお客などでも、 どういうわけか、「当てる技術の必要性」と「占い師の人間性」の条件をごっちゃにして、 「占い師は 当てものよりももっと大事な要素がある」とか、 そんな意見も見聞きします。

これ、突き詰めて言えば、「占い師は 当たらなくても良いのだ」「お客は、真実よりも、甘美なウソを求めているのだ」という意味でもあるのです。 （← これ、精神的なSMプレイの構図のときもありますね）。

その部分で「占いは女性の精神的な風俗」と揶揄した言葉も納得するときがあります。 確かに そういう意味で、「占い」が求められる部分もあるだろうし、 私は それを否定するつもりもないし、むしろ そういう存在は必要であるとさえ思います。

それ（当たらないけど 癒す）を意識的にやっている「癒し主義の占い師」だとしたら、それはそれで正当な占い師と言えるでしょう。 これは、同じ「占い師」という職業でありながら、或る意味 別の職業ともいえます。

今回、私が指しているのは「当てるための占い師」の言いワケの場合です。