† オトナのオンナの『exist†trace』 †

先日のハロウィンイベントで、初めて出逢いましたのが 『exist†trace』 というバンド。

女性のバンドっていうことでしたが、率直に言って、そのときには お顔と お名前しか存じておりませんでした。

ただ、「袖 触れ合うも何かの縁」っていうことで、（DVD付き）CDを買ってみたので、その感想を書いてみる。

このV系とか最近のバンドをあまり聞かない私は、これを怖々と買ったのですが、 実際に聞いてみると、おおう！っという好印象でした。

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特に好きなのが、『GINGER』と『リトル・メアリーと美しきドナウ』ですね。 この２曲に共通するのが、ツインボーカルということ。

まず『GINGER』は、女性ツインボーカルならではの ノリ良くハモるカッコ良さ。

そして『リトル・メアリーと美しきドナウ』は 中性的なメインボーカル ジョウさんと、 女性的な mikoさんのヴォイスが、対照的です。

３拍子(ワルツ)で、歪んだ愛情の二人を、ツインボーカルで演じ分けで歌うのが、歌劇のようですね。

音楽は 散漫にならずに纏まっている仕上がりで、まず それが良かったな。 演奏の出来は 私はさっぱり判らんけど、一曲一曲に個性があって、演奏(サウンド)と歌声(ヴォイス)のバランスも取れていて、アルバムは聴きやすかった。

私がもっとも恐れていたのが、「雑音のような(noisy) サウンドの流れに、’愛’だの’永遠’だのという 上っ面の歌詞や意味不明の英語のフレーズを無神経に混ぜ入れる」 ・・・というような厨ニ病バンドということは杞憂であった。

歌詞を確かめてみると、キーワード的なフレーズ以外は、だいたいが日本語で構成されていて、 ちゃんと歌を創作して伝えようという意識を感じる。

次も買ってみようか？と思わせる出来の『exist†trace』のアルバムでしたよ。 （ま、こんなこと書いても、世間に何の影響力の無いブログなんですけどね・・・。）

以下、勝手な私の印象。

このバンドって、意外と長く活動しているようで、メンバーもオトナなんだと思う。 そっか、だから どこか 「品が良さ」 があるんだな（褒め言葉に聞こえるかどうか判らんが） と納得した。

で、メンバーのブログを見て、意外性にビックリ。 怖い白目コンタクト愛用の怖い怖い猶人(ナオト)さん、綴る文章が繊細で、品の良さが伝わってくるってのが、すっごく印象的。 もしかしてシャイな少女の心を持っていることを隠すために 反抗的に怖い風貌を纏っているような気がする。 この人、歌詞を書いてみたら これも良いんじゃないかなぁってオモタ。 （ただ、バンドのカラーに馴染まないってことなのかなぁ・・・？） 歌詞にしろ、曲にしろ、映像にしろ、演出にしろ、この人の感性が どこかで活かせれば良いのになぁって思います。

乙魅さんは、ほんと Shy Ladyのようです。 挨拶で 言葉に困っていました。私もシャイなので すっごい共感します。 （私の場合、吹っ切れれば別人になれるAB型ではありますけどね） っていうか、着目点は、綺麗カッコイイんですよね。王子スタイルは ほんと、麗人です。

ジョウさんはですね、初めて見たのが女性的な髪型だったので、 DVDを見て「この（ショートカットの）人、だれッ？！」と言う状態でした。 オンナ過ぎず オトコすぎず そして 媚びすぎず の カッコイイ中性的なボーカルですね。

mallyさんは、普通の人なんだけど（こんなこと書くと怒られそうだ。。。）、 演奏のときは やっぱ ただの人じゃないです。 笑顔を零し(こぼし)ながら スティックを激しく振り殴る姿が、 或る種の美しささえ感じる。うん、 演奏と 笑顔のギャップが 可愛かったです。

mikoさんは、もう言うまでも無く 麗しい(うるわしい)です。 大きな瞳が魅力的です。Sixhのモデルでは、ほんとに カッコ良いモデルさん でした。 『リトル・メアリーと美しきドナウ』のライブ映像では 仮面の下で mikoさんの大きな瞳は、ドクロの眼窩で ギョロギョロと蠢く目玉のようで、異様な怪しさを見せているのが印象的でした。

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・・・いつのまにか、どっかの宣伝のような記事になってもうたか。 私のこの理屈っぽさは、何だろうなぁ・・。